他人から見えるもの ページ23
…結局、4人で呑むことに。
友人B「若くて、すごくイケメンで、そして社長って
もはや、モテ要素しかないですね。
おいくつですか?
ご結婚はされてるんですか?」
既に酔いが回り始めたBが雄島さんに絡んでて。
『ほら、B。雄島さんが困っちゃうから』
友人B「だって、私の推しのM課長に似てない?」
雄島「M課長?」
『あ、Bはうちのリアル・ラブのファンらしくて。
M課長っていうキャラが出てくるんです』
雄島「M課長は僕に似てるの?」
『いえ、似てないですね。
まぁ、確かに雄島さんもイケメンではありますけど。
もうB、酔いすぎ。すみません、お水ください』
友人B「そういえば、Aの好きなTくんは
Cにちょっと雰囲気似てるかも…?」
友人C「え、俺?」
『いやいや、全然似てないでしょ』
友人C「A、それはそれでちょっと傷つく」
『Cくんだって急に
知らないゲームのキャラに似てるって言われても
困るでしょ』
雄島「みなさん、仲良いんですね。
僕は涼宮さんと知り合ったばかりだから
良かったら大学時代の涼宮さんがどんなだったか
教えてくれますか?」
友人B「Aといえば、1年の時から
いつも大学のDAW室に篭ってるし、
いつもヘッドホンしてるから
人と関わりたくない雰囲気あったけど、
4年になってコンクールで賞とったあたりから
みんな、彼女に声かけまくって
仲良くなった感じ、かな?」
友人C「俺も、一緒にグループ組んでからだよな。
まともに話してくれるようになったの」
『事実だけどさっきから2人とも結構な言い草だね、』
雄島「まぁまぁ。…で、
なんのグループを組んでたの?」
友人C「表現部とのコラボ授業で、
表現部が作った創作劇の作曲を俺らが担当するんス。
…で、そのグループが一緒で」
雄島「へー。どのくらいのスパンをかけて作るの?」
『作曲から発表までは半年くらいですね。
4月に劇の大枠を表現部と一緒に会議して、
すぐに表現部は劇の創作と道具作りに入る。
私たち、作曲側は創作劇を見て
使う楽器を検討しながら場面場面の曲ハメを始める。
…で、2月に発表会って感じです』
雄島「大学ならではだね。楽しそう」
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こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます!需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります! (2021年8月7日 16時) (レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こちいこ | 作成日時:2021年7月25日 20時