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47羽 ページ47

『蛍こそだよ。
とりあえず、屋台の人に絡まれた時は
冴子さんが助けてくれたし、
待ってる時も夕がヒーローのお面つけて
助けてくれたし全然大丈夫だったよ。
私もほら、このお面つけさせられたけどね』



蛍「ほらね、
助けが来たから良かったけど、
自分がモテることちゃんと自覚しなよね」



『蛍、心配してくれてるの?ありがとね。
あ、ヨーヨーすくいあったよ!』


蛍「高校生なんだから
そんなにはしゃがないでよ。
ヨーヨーすくいとか子どもの頃以来だし」


『それ言われると、
私はお祭り時代が小2以来なんですー!
せっかくだから、
みんなお互いのヨーヨー釣ってあげようよ!
蛍は私のすくってね!』



奈緒「Aってほんと天然の人たらしだよね…!」



『え?今私、悪口言われた?』



山口「いやいや!
Aさんはみんなに好かれるっていう意味だよ!」

山口くん、フォローありがと。



1番に釣ったのはまさかの私!

こういうのやったことないけど
割と得意なんだよね。

黒に黄色のボーダーのヨーヨーを手に、
みんなの様子を伺う。

もちろん蛍もミスることなく
私に黒に赤のドッド柄のヨーヨーをくれた。

残りの2人は…なんだかちょっといい感じ。

こよりが濡れて2回ダメにした奈緒に
2回目で取れた山口くんが説明してる。

この辺持った方がいい、とか
ヨーヨー選ぶコツとか。


こういうの姿見るとカップルっぽい。



私と蛍はなんだかいたたまれなくて
先に歩き出したものの、

蛍「混んできたな。
あんた、小さいから見失いそう。…ほら」



『え?ほらって?』



蛍「みなまで言わないとわかんないの?
手」


え、まさか手を繋ぐ的な?
え、蛍と?




『あの、手はなんか恥ずかしいからさ、
こっちでいい?』

私はそっと蛍の服の裾をつかんだ。



蛍「ん。はぐれないでよね」


『そんな子どもじゃないよ』



蛍「ねぇ、あと20分で花火始まるけど
このまま静かなとこいかない?」



『え?もしかして2人で抜けるってこと?』



蛍「まあ。あの2人もあんな感じだし」



『う、うん。蛍が私と2人で良いなら』



蛍「じゃあ決まり。なら、あっち行こ」





…今日、私って女バスみんなで来てたのに
いつの間にか蛍と2人になってる。

女バスから顰蹙(ひんしゅく)買わないかな。

蛍ってイケメンだし、背も高いし
頭も良いって聞いたことあるし。


それを考えたらちょっと寒気がした。



蛍「何、考えてんの?」

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 西谷夕   
作品ジャンル:恋愛
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こちいこ(プロフ) - 麗さん» 麗様、閲覧及びご指摘大変感謝いたします。及川さんのお名前変換ミスについてはごめんなさい。気づいたところは修正いたしました。また気が向いたら続きを読んでいただけたら光栄です。 (2020年9月26日 23時) (レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 所々名字が変換されてたりされてなかったりしてます。 及川さんの名前漢字が違います。 (2020年9月26日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こちいこ | 作成日時:2020年9月23日 22時

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