黒に染めろ【ハイキュー】

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…放課後、
早く来すぎたかな…？と思っていたら
体育館からボールの跳ねる音がして。

そーっと窓から覗いてみる。

うーん、見えない…。
…やっぱ扉を開けないとダメか。


すると、

？「あ、女子がいる。
なんだ、バレー部に何か用事かー？」

バッと後ろを向くと、坊主の男の人。


『あ、えーっと、オレンジ頭の…
えっと…誰だっけ…あ、
日向くん？っていますよね。
バレー部に。見学に来たんですが…』



？「うわ！何、きみ超可愛い！！！！
俺はバレー部2年の田中龍之介！
…日向のくせに、こんな可愛い子、
どーやって捕まえたんだァ！！」



捕まえたって…
しかもこの人、声が大きい。


『いや、今日クラスでマネージャーの勧誘されて
とりあえず見学に来ただけです』



田中「マネージャー！？？っしゃあ！！！
なんか潔子さんバリのクール女子！
最高ダァァァ！！！
ッよし、俺がみんなを紹介してやる。
来いよ。

ちーっす！！！！！
おい、ッ日向ァ！！！
お前、こんな可愛い子何待たせてんだよ！」

私は田中先輩の後ろから
ひょっこり顔を出して体育館の中を見る。

まだあまり揃ってはないみたい。
それぞれが準備運動をしてるところで。


日向「あー！！！！Aさん！！！
待ってたよ！！
田中さん！！！やばくないすか！
Aさん、
うちのマネになってくれるんすよー！！！」

キラキラと眩しい笑顔で駆け寄ってくる
日向くんにちょっと目眩が。


『あの、日向くん、そのことなんだけど…
私、今日は見学っていうか、
マネやるとは言ったつもりなくて…』



日向「えぇっ！！！！！そうなの！？
Aさんがマネやってくれるって
俺、清水先輩に言っちゃった！」


『清水先輩って？』


田中「清水先輩とは、3年の清水潔子さんのことだ。
うちの自慢の美しーいマネージャーだぞ！
ほら、あそこにいる。
そういえば、きみの名は？」


『あ、そうでした。ごめんなさい。
1年2組、AAです」


田中「Aちゃんか！！
名前も可愛いなーーおい！！！」


すると、
？「はー！？龍！何何何！！
そのめっちゃ可愛い子！」

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