ただ、隣で【ブルーロック】

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｢あ、でも泣かせたらビンタだから

人前に立てないくらいの顔になるまでにしてやる｣



｢いや怖いな｣



せっかくいい話だと思って感動してたとこだったのに一瞬で壊された
なんだったんだ今までの話





｢まぁ、そういうことだから。よろしくね


Aに直接聞きづらいことあったらウチに聞いてもいいから｣



｢おう、ありがとな｣


類は友を呼ぶ、ってのを目の当たりにしてる気がする
Aと関わってから相澤とも森宮とも話せて2人ともいいヤツだった


思えば高校生活がスタートしてから必ずといっていいほど彼女と関わってきた
クラスメイトだからとか同じサッカー部だからだけではないくらい



向こうも同じように思っているんだろうか、と考えたところで｢國神ー、こっち手伝ってー｣と呼ばれた
森宮に呼ばれたから行くな、と伝えればうんと頷いてその場を離れる











｢遅いぞー、森宮さんと何話してたんだよー｣


俺を呼んだ主は佐藤で近くには山本と相澤もいて、大量の椅子を運ぼうとする時だったようだ


｢Aと仲良くしてほしいてきな｣



｢はー？もう十分仲良いだろ

ちゃっかり國神の方も名前呼びだし｣



｢まだ知り合って1ヶ月しか経ってねぇ｣



｢歴なんて関係ないだろ。

というかどーマネは｣


佐藤が話してる途中で遮るように｢もういいだろ｣と言葉が飛んできた
発したのは相澤で心做しか怒っているようにも見える



｢さっさと運んで帰ろうぜ｣



｢お、おう｣


いつもと違う相澤に俺たちはただ従うことしかできなかった

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