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真選組の屯所にて、
近藤の部屋で二人の男が気難しい顔をして胡座をかいていた。









近藤「まァ、簡潔にまとめるとだな…
経験を積む為という名目で、
東雲さんを暫く真選組(ウチ)で預かる事になった」

土方「…近藤さん。
そりゃァ、世話になるって名目の監視だろ」

近藤「なァに…今まで通りにしてれば何て事はないさ。
屯所内が華やかになっていいじゃないか。

最近、真選組の隣に新しく家が建て始めただろ?
寝床等はそっちの家を使うらしいしな」

土方「…随分とお世話なこったァ。
歳は見た所、総悟に近そうだし、とんだお嬢様だな」

近藤「家柄だけで就ける職では無いぞトシ。
そう、決め付けてやるな。

東雲さんが来たら、お前に世話を頼みたいんだ。
こんなむさ苦しい所は初めてだろうし、
不便にならないようにしてやってくれ」

土方「…はァ。
近藤さん、お人好しにも程があるだろ」































『私は茂茂様をお守りする事が使命です。
私以外にあの方を御守り出来る人が数少ない事をご存知ですよね?』

「A、これは命令だ。
その事が事実であろうと、背く事は許されない。

それに、既に茂茂公に承諾は得ている」

『…茂茂様が?』

「あァ、そうだ。
茂茂公にも何かお考えになられる事があるのだろう。
第一の部下であるお前がそれを汲み取ってやれず、どうするのだ」

『______分かりました』









Aは、グッと唇を噛む。
言いたい事を全て飲み込み、渋々、了承した______



























松平「将ちゃん。
何故、承諾したんだァ?」

将軍「…Aには、
この江戸を…人々を己の目で視て欲しいのだ。

この地位に身を置いている以上、余の先は長くは無い。
余が消えた時、Aには居場所が無い。
このままではAは、余の後を追ってしまいそうで恐ろしい。

Aの命を繋ぎ止める為には必要な事なのだ」

松平「それで、危険を犯 してまで承諾したとァねェ。
将ちゃんとAちゃんの関係は分からねェがなァ…
男なら好きとガツンと言うべきだぜ」

将軍「片栗虎、それは秘密だと言った筈だぞ」

松平「今は二人しか居ねェから許してくれよ〜」

将軍「…全く、今日だけだ」

松平「二人の様子見てると、
おじさんキュンキュンしちまってな〜」








酒を酌み交わす二人の、恋愛トークが始まった____

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mikitty(プロフ) - またの更新楽しみにしています! (11月26日 15時) (レス) @page16 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - すごい、好きです!!!東雲ちゃん、可愛いし、えへへへへって感じです。イラストめっちゃ綺麗で凄かったです!!!! (10月25日 14時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天天 | 作成日時:2023年10月12日 22時

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