[終わりのセラフ]記憶を探す天才少女 (ページ18)

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第57話深夜side ページ18

貴)失礼します………。

深)紅茶、でいいかな？

はい、と答える彼女。その目線は、机の上。

深)ああ、それ。グレンの資料やら書類やらだよ。サボるもんだから、いっつも僕が持って帰ってくるんだ。

グ)そうなのか？悪いな。

深)それ、本当に悪いとか思ってないでしょ？はい。ティーバッグで申し訳ないけど。

貴)いえ。

あ、Aちゃんってストレートで飲むんだ。

ま、ミルクティーとか想像できないけどね。

深)じゃあ、改めて。少佐、昇格おめでとう。

貴)あ、いえ、どうも。

グ)は、少佐！？

貴)連絡、行ってませんでした？

深)会議、グレンはいなかったからね。

まあ、いつものことだけど。

………確か、今はシノア隊の所属だったっけ。

Aちゃんも、計画に巻き込むのかな………。すごく不本意なんだけど。

深)でもAちゃん、九条家の人だったんだよね？良かったの？少佐で………。

貴)一応少将のお話は頂いていました。

グ)は！？少将！？ハッ、なんで受けなかったんだよ？

少将………僕と、同じ？

16歳の少将か………。柊家以上の家柄じゃないと絶対に無理だな。

でもそうなると、グレンも敬語………。

そんなことを思ったけど、よく考えたらグレン、暮人兄さんにもタメ口だった。

貴)実力に相応な階級だと思いますが。シノアも軍曹止まりでしょう？

静かな顔で紅茶をすする彼女の口から、『シノア』と名前が出てきたのは、内心驚きだった。

グ)へぇ、呼び捨てで呼んでんのか。

貴)ええ。何か？

グ)や、すげー意外だったからさ。ずっと敬語だったし。

貴)あの人たちは、信用できるって、わかりましたから。

あの人達は。

僕のこと、Aちゃんは信じてくれているのかな………？

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遅れまくりました、誠に申し訳ありませんっ！！！！！

中間テストという怪物と戦っていまして………。

これからはバンバン更新させてもらいますので！！

どうぞ、よろしくお願いします！！！