天使と悪魔の子

【第3話】アイクの過去2 ページ7

(前回の続き)


叫んでも叫んでも、誰も助けてはくれなかった…

そして、あの3人はレイさんとキリさんとユトさんは、自分があかがみんクラフトに入る前のチームのメンバーだった。最初の頃は、自分の能力を知らなかったからすごい仲良しで、いつも一緒に笑ってた。けれど、あるとき能力のことが知られて、いじめられるようになった。殴られたり蹴られたり…

ずっと仲間だと思っていたのに…

そんな時が続いてから1年、自分は手足を縛り付けられて、崖から…落とされた……
あの日のことは今でもよく覚えてる。
すごく怖かったんだ…

怖かったけど、それとは違い
やっと死ねるとも思った…

もうあんな生活耐えられなかったから。
あの3人の中では、自分は死んだことになったんだ。

だけど、その下は運良く川だった、地面に叩きつけられることなく、自分は流され、そして、ともさん達と出会った。

そして自分は思ったんだ。
今度こそは、隠し通さないと…て。





パチッ 目を開ける。

昔の夢…

もし…もし、ともさん達が自分の秘密を知ってしまったら？

自分は……どうすればいい…

あの3人は、自分の秘密を知っている…

怖い……






頬に涙が伝った…

【第4話】恐怖1→←【第3話】アイクの過去1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す