天使くんと。 (ページ8)

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７, 洗いっこ。ページ8

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「あわあわ～♪」

ご機嫌で体を洗うけいくん。

「みてぇ～、すごい～？」

「じょうず、じょうず」

「おせなかあらってくださ～い！」

「え？俺が？」

「ぼく、おせなかできないよぉ？」

え、羽とか。羽とか。羽とか。←
どうするんだろう……。

なんて考えてたらクルッと反対向きに回ったけいくん……

って、えぇ？！

羽…小さくなってるよ……。

「どうしたの？」

けいくんが振り返って俺を覗き込む。

「ん？何でもないよ。背中洗うね？」

「はーい！」

人間の肩甲骨がちょっと浮き出てるレベルにまで小さくなった天使の羽に驚きながらも、けいくんの背中を優しく洗っていく。

「つぎはぼくがひかるのをあらう！」

「洗ってくれるの？」

「まかせて！」

「じゃあ…お願いします…笑」

ボディタオルをけいくんに渡すと、小さな手で一生懸命タオルを泡立てる。

「おせなかあらいまーす」

けいくんに背中を向けると「よいしょ、んしょ」という声と共に、弱めの力で背中を洗われる。

「きもちいー？」

「うん、気持ちいよ」

「よかったぁ♪」

めちゃくちゃ嬉しそうなけいくん。

「はい、じゃあ流すよ」

「うん！」

2人まとめてシャワーで泡をザーッと流す。

「ん、じゃあお湯浸かろ」

「ちゃっぷんするー！」

どうやらお湯に浸かるのは好きらしいです。