天使くんと。 (ページ25)

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24, 幸せな時間。ページ25

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お腹いっぱいお弁当を食べた後は

「ひかるー！こっちー！」

「はいはい、待って笑」

周りに人がいないので気兼ねなくけいくんと話せるし、一緒に遊んでも変な目では見られない。

「はい！これひかるにあげる！」

「俺にくれんの？」

「うん！ぷれぜんと！」

「ふふっ、ありがとね」

「もっかいあっちいくー！」

「元気だなぁ…笑」

元気いっぱい走り回るけいくんに振り回されながらも、久々に目いっぱい体を動かして汗かいて俺も案外楽しんでたり。

「はぁ、けいくん、ちょっとこっち来て休も。
熱中症になるからお茶飲んで」

「はーい！」

さっきの木陰に座って冷え冷えの麦茶を飲む。

「っー！つめたい！」

「冷たいねぇ、ゆっくり飲みな」

こくこくと麦茶を飲むけいくんのびっしょりな汗をタオルで拭いてあげながら、自分も首にタオルを巻く。

「いっぱい走るねぇ」

「もっとはやくはしれるよ！」

「すごいなぁ」

有り余るパワーを早く使いたくて仕方ないけいくんは、麦茶を飲み終えると今にも走り出しそうにそわそわ。

「でもね、けいくん。
危ないから勝手に行かないでね？」

「だめ？」

「うん、だめ。
行くときは俺と一緒に、ね？」

「ひかるといっしょにいく！」

「ん、でもちょっと休憩」

「えぇーっ」

「まだまだ遊べるからそんな顔しないの笑」

けいくんの頭をぽんぽんとしてレジャーシートに寝転がった。