ゲームの転生者の歩む道[オリジナル] (ページ4)

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碧「…」
チラッと碧の方を見ると、睨まれるだけで攻撃されない。毎回見たら攻撃をするって感じだったとのにな…やっぱり、そういう設定だっただけなのか？

優斗「…あー。ごめん。俺、ちょっと用事思い出した。後は一人で行けます？」

『はい。大丈夫です』
それじゃ。と言って碧の後を優斗がついていく。

『さて…どこに行こうか』
それにしても、さっきから気になる点が多すぎる。碧の行動…それに、計や優斗にも少し引っ掛かる。

『うーん…とりあえず、校庭に行くか』
校庭は、色々なアイテムが入手できる。それに、キャラの一つ一つの思い出がつまっている秘密基地という所もある。
校庭にある裏山に入り、奥へ奥へと進む。この、秘密基地に行ったってプレイヤーは皆殺戮ルートでないたっていってたなぁ。僕も、最初の平和ルートで秘密基地を見つけた時は殺戮ルートできないと思ったけどな。

『ここら辺だったはず…あ、あった』
並木を抜けると、壊れかけの公園とピアノがあった。その小さな公園には秘密基地！とかかれた板が吊るされていて、大量の缶の山があり、その缶を開けると、手紙や写真、日記が出てくる。

『良く、こんなに長続きするなぁ…』
日記を見てそう呟く。僕だったら三日坊主ですぐに書くのをやめてしまう。日記を読もうとしていると、声をかけられる。

？？「何してんのー？」
後ろを振り向くと、黒髪に水色メッシュの少女千尋がいた。強いらしいが、僕は、戦ったこと無い。

『あ、否…適当に学校探検をしていたらここに来てしまって…すみません。勝手に缶を開けてしまって』

千尋「あー！噂の転校生ちゃんか！うちは千尋。よろしくね！転校生ちゃんの名前は？」

「ちゃん……無名です」

千尋「あ、ちゃん嫌だった?！うち男子でも女子でもほとんどちゃん付け何だよね。嫌だったらごめんね」
そう申し訳なさそうに言われる。

『あ、大丈夫です。それじゃ、僕はもう…』

千尋「まぁ、ちょっと話してこ？」
そう言って、肩を組まれる。半場無理やり壊れかけのブランコに座らせられる。軋むものの壊れそうではない。

千尋「何か質問ある？例えば、好きな食べ物とか」
そう聞かれて、すぐに頭の中でネットで見た考察が頭に浮かんだ。僕だって気になっていたしちょうどいいかもしれない。