17セーブ ページ21
僕がそう言うと、愛と美空が一気に攻撃を仕掛けてくる。あえて、動かないまま攻撃を待つ。もう少しでやられると言うところで三歩くらい前に出る。すると、美空は方向転換をギリギリできたが、愛は出来ずにバランスを崩す。
その隙を狙い、愛に向かってナイフを振るう。
愛「ぐっ!」
愛に防がれて攻撃は通らなかった。
『くそっ』
一旦距離を置く。やっぱり、二人を相手にするのはキツいな。まずは、美空を何とかするか…美空に関してはまず、さっきと同じ感じで戦闘不能にするのが一番か。ってなると…権謀術数を使うか。
『やっと思い出した……僕が何でこんなことしてたか』
愛「え?…」
『僕は…僕は探してたんだ!ずっとずっと生き別れの兄弟を!!』
そう言うと、愛が嘘だと反論をしてくる。
『嘘じゃない!僕は、会いたい!只、それだけなのにどうして…皆邪魔をするんだよ』
美空「…ごめん。助けてあげられなくて」
そう言って、僕に手を差し伸べる。
愛「駄目!美空!」
愛が来る前に美空の胸にナイフを突き刺す。
美空「っ!………」
美空が倒れ込む時に何かを言っていたが聞き取れない。
愛「美空…何で、碧の言うこと守らなかったの…」
愛がその場に泣き崩れる。
『…知ってる?どんなに強い城も土台が崩れれば全て無くなってしまう』
『愛の城の土台は…親友だったみたいだね』
周りをチラッと見る。仕方ない。最後の言葉を聞かせてあげるか〜。
『最後に言い残すことはある?』
愛「わがままだけど。でも、もう一度だけ…あの4人で遊びたかった」
愛の額を碧が愛に預けた銃で撃つ。
ステータス画面が浮かび上がる。
levelは5になっており、能力は、万夫不当と難攻不落が増えていた。
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作者名:みむ | 作成日時:2022年2月13日 21時