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24セーブ ページ31

さっきはこんなことならなかったのに!なんだこれ?!どうなってんだよ!
混乱している中でだんだん体の感覚が無くなっていく事に気付く。

碧「な!おまっ、大丈夫か?!」
胸を抑えもが気苦しんでる俺を見て碧が近づいてくる。が、碧が僕に触れようとしたときには遅く、完全に体の感覚が無くなっていた。

『…ふぅ。あんな雑魚に体を貸してやれるかよ』
碧がすぐに距離をとる。

碧「誰だよ。お前」

『あ、俺?俺は、この体の持ち主だよ』

碧「…操られてたなら今なら逃げれる。俺も見逃す。只、能力であいつらを生き返らせろ」

『操られてた…?俺が?んな訳ないじゃん。ってかさぁ。邪魔』
そう言い、素早く碧に近づき碧の腹部を蹴る。

碧「っ!」
木に体を強く打つ音が響く。
でも、受け身をとられたな。めんどくさ。ってか、こいつ能力使えこなせてないじゃん。ラッキー。

『…』
一歩一歩碧に近づいていく。砂埃がはれていき、碧が見えそうになった途端。いきなり視界が暗くなり周りが見づらくなる。

『ここで能力かよ』
周りをよく見るが、見れば見るほど自分がどこにいるかわからなくなり不気味に思えてくる。

碧「急にくんじゃねぇよ…」
やっぱり完全に仕留めきれてなかったのかよ。心の中で舌打ちをしながら耳をすます。足音のする方向にナイフを振るう準備をするが、足音…否、声が四方八方から聞こえる。

『くっそ。これじゃあ位置が分かんねぇ…』
そう言い、止まっていると、殺気を感じ、感じた方向に振り返りしゃがみながらナイフを振るう。ナイフはどうやら、少しかすっただけのようだった。

『折角良い能力持ってんのに勿体ねぇことするなよ。雑魚が。たからのもちぐされじゃねぇか』

碧「うるっせぇ!黙れよ!」
碧が怒った瞬間に少し能力から解放される。それと同時に距離をつめ腹部に膝けりをする。

『ぃっ、…』
膝けりをした瞬間膝に激痛が走る。
あいつナイフでガードしやがったな。ほとんど突き刺さったじゃねぇか。

『チッ』
すぐにまた体勢を切り替え回し蹴りをかます。それも避けられたようだったがここまで来れば位置は大体でわかる。そのままナイフをがむしゃらに振るう。すると、いくつか手応えがあった。

碧「くっそ」
小さくそう聞こえる。

『はぁ…これはあいつと融合したから手に入れた能力だから使いたくねぇんだけどなぁ…ま、いいか』

『自由自在』
碧との距離を縮める。碧の首を掴みナイフを振るった瞬間。自分の腕と共にナイフが弾かれる。

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作者名:みむ | 作成日時:2022年2月13日 21時

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