背後に迫る恐怖

乗り気 ページ12

喜「・・・じゃあ・・帰るね・・」


先程よりなぜか暗くなっている喜矢武。


鬼「う・・ん・・・ばいばい・・・？」

歌「またねー」

樽「ばいばーい」


喜矢武が出て行きいっせいに話し出す。


歌「やっぱり怪しすぎる」

樽「だよね」


今日１日観察しただけでもかなり怪しいところがあった。


歌「まず、やっぱりなんか考えてるよね」

樽「うん！それに、やけに後ろばっかり見るし」


後ろに気配を感じると必ず気にして振り返る。

ゴルゴ１３なのかと言ってやりたいほどだ。


鬼「どっか疲れてるみたいだし・・・ため息多いし・・」

歌「でも無理するし・・・」


なにかあったのか聞きたいが、
聞こうとする度に大丈夫と言ってかわされた。


歌「なんかあるんだろうね・・・」

樽「じゃあさ、明日休みだし後追ってみる？」

鬼「いや、それはさすがにプライバシーの 歌「いいねそれ！」

鬼「・・・え？」


予想外の歌広場の賛成に、
鬼龍院はワンテンポ遅れて反応する。


樽「よし、そうと決まれば今すぐ追うぞ！」

歌「おー！」


忘れていた。
歌広場がこの手のスリルが大好きな事を・・・。


鬼「・・・おー・・」


１人乗り気ではない鬼龍院だった。

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