第53話 昇天カレー（本場） ページ12
林間学校当日。
バスで学園から40分程離れたところにある山に向かい、一泊2日の1日目午前はその山のゴミ拾いをした。なんで？
rbr「思ったよりキツかった…チャリ丸ごと捨てるとかあり得へんわほんま…」
kn「やっとメシやでぇ…」
rbr「正直シャオロンには全く期待してないけど、今回はAさん居るし安心やな」
kn「四捨五入したら女子の手料理やんけ！楽しみやわ〜！」
rbr「捨て過ぎやろ」
少し遠くからそんな会話が聞こえてくる。
私とシャオロンは、マグマのような色をした鍋の中身を見つつ、ひたすらに冷や汗をかいていた。
『…これ、味見する…？』
sha「いや、全部2人に食わせよ」
『それは罪悪感で死ぬって…』
sha「これ食って死ぬのに比べたらマシやって！…よし、ウマいのできたでー！！」
シャオロンが極悪な顔してわざわざ大声で叫ぶ。それに対して、テンションが上がったように話す男子2人。
私はこの後起こるであろう惨状を予感しながら、とりあえず唯一問題なかった米を皿に盛り、カレー(？)をかけて2人のところへ運んだ。
sha「お待たせ〜！」
kn「キタキタ！腹減って死にそうやってん！」
rbr「なんか…個性的な見た目やな…」
『ほ、本場のカレーを作ったからね！！』
kn「おっ、本場ってどこの？」
sha「えっと…スリランカとかやったかな〜！」
ごめんなさいスリランカの皆さん。スリランカは全く関係ありません。
誹謗中傷受け付けます。本当にすみません。
sha「まぁ食べてみてや！早よ食べな冷めるで？」
kn「せやな！いっただっきま〜す！」
コネシマはそれを口に入れた瞬間、真っ青な顔をしてぶっ倒れた。
『えっ！？ちょ…』
sha「お〜お〜そんなにウマかった？照れるわ〜！」
rbr「こ、コネシマ…？起き上がらへんけど…」
sha「ウマ過ぎて寝ながら噛み締めてんねやろ！ロボロも食べえや」
rbr「そ、そうかぁ…？それじゃ、いただきます…？」
ロボロ君も“天”の紙の下にスプーンを入れて一口食べると、盛大に吹き出してぶっ倒れた。
『やば…天の紙がカレー色に染ま…！』
kn「なんじゃコリゃあああああああ！！」
sha「あ、シッマ起きた」
山中に響く程に叫んだコネシマは、勢いよく立ち上がった。
kn「お前らどんなっ…ゲホッ、ゲホ！！」
sha「スリランカのカレー、口に合わんかった？」
kn「スリランカとか関係ないねん！！純粋にクソマズやねん！！」
やっべ…
オレ、また何かやっちゃいました？(冷や汗)
第54話 サンジュウハチ→←第52話 カレーに片栗粉、使うよなぁ？
ラッキーメンバー
多重債務のあの人
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蜜川(プロフ) - S A 桜さん» 初コメありがとうございます🥰笑っていただけてよかったです！！書いてるこっちも楽しかったです😂😂 (12月18日 0時) (
レス) id: 2fba9c373c (このIDを非表示/違反報告)
S A 桜(プロフ) - 初コメ失礼します！！今現在54話まで見ていたのですが、カレーの下りがｗものすごくデジャヴの感じる爆笑ものだったのでコメントさせていいただきましたｗｗそしてスリランカはwwwww (12月17日 0時) (レス) id: 9b19d2e9c4 (このIDを非表示/違反報告)
蜜川(プロフ) - りんごさん» スリランカ笑っていただいてありがとうございます！！りんご様も是非作ってみてはいかがでしょうか！！お読みいただきありがとうございます！ (7月18日 22時) (レス) id: f66b8c9f0d (このIDを非表示/違反報告)
りんご - スwリwラwンwカw (7月15日 21時) (レス) @page12 id: 2a8bacdc50 (このIDを非表示/違反報告)
蜜川(プロフ) - 無名さんさん» コメントありがとうございます！勿論です是非お願いいたします…！！とても嬉しいです、ありがとうございます😭無名様もお身体に気を付けてお過ごしください🙇今後も当作品をよろしくお願いいたします。 (2022年11月20日 17時) (レス) id: 4802e7c39f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜川 | 作成日時：2022年11月16日 21時
