第佰玖話 ページ12
「見た目だけは完璧であとは性格が良ければな〜って思ってたんですけど、この世界の野一色さんは私の知る"野一色 美華"と違って常識人だし、めっちゃ優しいじゃないですか!」
「は、はあ……」
だったら、設定を見直せばよかったのでは。
確かに…ヒロインより悪役の方がビジュアル良い夢小説とか乙女ゲームも無きにしも非ずだけど……
そんなに推すんだったら、彼女を主人公にした外伝でも書けばよかったのでは。
その方が私にも都合が良かったかもしれない。
主人公になりたいわけじゃないけど、主人公になれば死ななそう。勝手な偏見。
「ずっと"野一色 美華"は悪役だと言い聞かせてきたんですけど、転生者となれば全くの別人ってことですよね」
「まぁ、そうなり…ますかね?」
見た目は同じでも中身が違うんじゃ、それはもう全くの別人と言ってしまっていいのか。
いや、別人なんだろうな。
人にキツいこと言って後から後悔して悩んでしまうくらいには、悪役とか向いてないし。
「好きです!!!」
「………は?」
思わず目を見開く。
見開いている間に、天星さんは私の手をぎゅっと両手で握った。
手を天星さんに握られるのは、申し訳ないけれどあの遊郭の時と同じように恐怖しかない。
「あの……」
一向に、握られた手が離される気配はない。
野一色 美華、前世も含め初めて告白されました。
………それも、みんなのヒロイン天星さんに。
どうやら私はヒロインを攻略してしまったらしい。
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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - ばなな( ?)バナナさん» コメント、ありがとうございます!完結後のことはまだ考えておりませんが、まずは本編を完結させるべく執筆していきますので…更新ペースはゆっくりかと思いますが、ご愛読のほどよろしくお願いします! (8月9日 11時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな( ?)バナナ(プロフ) - いっぱい寿司...この続編とかでキメ学とか書いて欲しい...(ᵒ̴̶̷᷄ ᵒ̴̶̷᷅) (8月7日 5時) (レス) @page34 id: 0b7a4ff9a1 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - あきらさんさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!天星ちゃんはなんだかんだで私も好きなキャラです笑 更新ペースはゆっくりかと思いますが、これからもご愛読のほどよろしくお願いします! (7月29日 11時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
あきらさん(プロフ) - 初コメ失礼します!!作者様の書く小説が好きです、このお話もめちゃくちゃ読みやすくて、感情とかがスっと頭に入ってきました!とくに天星ちゃんのオタク?っぷりなところや真剣なところなども好きです!作者様のペースで更新頑張ってください! (7月27日 20時) (レス) @page34 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます!愛ちゃんはもう別人と言っても過言ではないですね笑 更新はゆっくりかと思いますが、これからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2023年1月6日 23時) (レス) id: 50bf8bc3a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2022年7月31日 19時