ただのモブなんです…。【鬼滅の刃】

拾弐 ページ15

こんにちわ！！萌生だよ！！
しのぶさんのスタートダッシュに負けず劣らずの
宇髄さんの爆弾発言で大パニック起こしたモブだよ！！！


「何かの冗談ですよね？」

「冗談なわけないだろ
養子にするんだ、本気に決まってるだろ」


本気って言ったぁあああ!!?

奥さん！今の聞きました!?

ええ！しっかり聞きましたよ！！

萌生がモブだってことに気づいていないんでしょうか？？

まさか寝てるんじゃないでしょうね！？


……死んどるて…。私がだれか知っててやってんですか？
転生してこっちやってきた人間っすよ？


「じっくり見るとますます可愛いな！育て甲斐があるってもんだ！」

「ッ!!?」


おじいちゃんオラはもう限界に近いぜ！！
おじいちゃん！！助けて!!うわあああ！！


「宇髄さーん？Aさんに何を言っておられるんですか？」

「やっべ」

「し、しのぶさぁあん！！」


メシアァアア！！
私の救い主ィ！！シノブンティヌス!!!

私信じてたよ！！きっと君は見捨てたりなんてしないって！！
(信じてなかった人)

後ろにいるのは義勇さんだね！！

今日も今日とて目が死んだ魚のようだね！！

大好きだよ!!!!


「私が見つけたんですよ？簡単に譲る訳がありませよね？」

「生憎俺もAのことが可愛くて仕方ないんだよ
派手に甘やかすには俺の子供になってもらわないとだろ？」


……何の言い争いをされているんでしょうね。
私のせいじゃないよね？


「……」


義勇さんは相変わらずだね！！
その天然っぷり大好きだよ！！

…？なんか義勇さんこっち見てる？
どうした？
鮭大根でもあったの？


「おい…言い争いしてるなら
俺がその子を連れて屋敷に入る」

「なんでそうなるんですか？冨岡さん…まさかAさんを
お嫁にしようだなんて考えていないですよね？」

「屋敷には俺がAを抱えてはいる」

「……」


義勇さぁああん！！

何にも悪くないよ!!よく頑張ったと私は思うよ!!
私を助けようとしてくれたんだよね！！

ありがとう!!

でも相変わらずの不憫さだね！！

そこも含めて私は大好きだけどね!!

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