ただのモブなんです…。【鬼滅の刃】

プロローグにしては展開が急だよ…。 ページ1

「いぃいいやぁあああ！！」

「ギャハハハハ！！稀血だぁ！！活きがいいじゃねぇかぁ！！」


しょっぱな死亡とか笑えないから！！
ほんっとに、笑えないから！！
モブだから確かにしょっぱな死ぬ役なんだろうけど！！

でも早すぎるだろ!?この世界来てしょっぱなは早すぎるだろお！！

実は私転生？的なことでこの世界に来たんだ！
死んではないよ！！おじいちゃん特製の転生マシーンで来たんだよ！！
おじいちゃんマジパネェ！！

決して死んだわけではないよ！！
それで絶賛なんかよく分かんない化け物に追われてるよ！！
もう死にそう☆



「いやぁああああ！！誰かあああ！！！」


ああっと！！ここでA選手足を捻ってしまいます！！

これはもう死亡が確定していますね…。

ここから生存への可能性は何パーセントですかね。磯崎さん。

こぉれは…０パーセントでしょうねぇ…。厳しいです。


ひえぇ！！実況してる場合じゃねぇよ！！てか磯崎って誰だよぉおお！！


「もう逃げられねぇぜぇ…」

「ひぃっ！！」

「あらー？何をしてるんですかぁ？」


え…だれ…？てっか超美人ンンンッ！
てかこの状況でよくにこにこしてるなぁ…


「鬼さんすみませんがそこを退いてあげてください」

「あぁ？退く訳ねぇだろ！！」

「退いてくれたら仲良くなれると思ったんですけどねぇ」


退くんだね！！お姉さん攻撃するために！！
それってお姉さんが危ないじゃん！！

あーーー！！お姉さん逃げてぇええ！！

ザシュッという音の後バタッと何かが倒れる音がして
シーンとその場は静かになった…。

…え？な、何が起きましたのん？


「もう大丈夫ですよお嬢さん」

「いや、えっと…」


えぇ…急展開過ぎじゃない？
私追いつけてないよ？

今の状況に一人置いてけぼり食らってるよ？

お姉さんがマラソンの中間地点なら私まだスタート地点から一歩も進めてないよ？


「あら？怪我していますね？治療するので私の屋敷に一緒に行きましょう」

「へ？」


お姉さんゴールしちゃったよ？私まだスタートすら切れてないのに…。

てかモブにすら優しいってもう何ですか？
天使ですか？女神ですか？


「私は鬼殺隊の胡蝶しのぶです」

「わ、私は萌生Aです…」


正体分かりました…。
鬼殺隊様のしのぶ様だそうです。
うっそぉん…早速始まりやがって…
てかモブを認識してくれてありがとうございます。

もう好きッッッッ！！

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