ただのモブでいたいんです…。参【鬼滅の刃】

捌拾捌 ページ6

で、炭治郎も来ることになったけど。


「ねぇやっぱり帰った方が……まだ完全に治ってないし私もしのぶさんにあまり出歩かないように言われてるし」

「お願いだ話したらすぐに蝶屋敷に戻るから」


ぐっ‼そんな捨て犬のような目で私を見ないでくれ‼

これで15って嘘だろ⁉嘘だと言ってくれ‼

そんなこんなで私は炭治郎の歩くスピードに合わせて煉獄さんの鎹鴉に付いていく。

これしのぶさんに怒られるの確定かな……

まぁ美人に怒られるのって最高に怖いけど、最高に幸せだから良いけど。


「あ！千寿郎くーーん！」

「Aさん！本当に来てくださったんですか？」


あぁ‼原作より心なしか明るい表情してるうう
良かった。よがっだよぉおお‼

あの虚な目で門前を履いてるの見てたらもう涙止まらなかったよ。

でもやっぱり目尻は赤いね‼最高に可愛いと思う‼

ごめんなさいこんなモブのくせにでしゃばって……

思考が変態だった。


「千寿郎…君？」

「‼」


ペコとお辞儀をする炭治郎…わ、私失礼なことしたんじゃ⁉

そうだよな‼礼に始まり礼に終わるって言うもんね⁉

私も急いで炭治郎と並んでお辞儀をする。


「煉獄杏寿郎さんの帰還の際いらっしゃいましたよね……
杏寿郎さんから眠られる前にお父上と千寿郎さんへの言葉を預かりましたので…お伝えに参りました」


…………え？そうなん？

あっるぇえ？私もしや泣き過ぎでそのシーン無視した可能性あります？(正解)

もしや隠が来る前に煉獄さんと炭治郎が話してたのってそのことかなぁ？(大正解)


「…兄から？兄には会って命に別状はないとすでに承知しておりますが……
あの…大丈夫ですか？あなた顔が真っ青ですよ」

「……炭治郎やっぱり一旦かえ「やめろ‼」⁉」


ここで初対面です‼皆さんお待たせしました‼

最高にイケメンパパンが来ますよ‼


「どうせ下らんことを言っていたんだろう
たいした才能も無いのに剣士などなるからだ
だから失明なんぞするんだ‼
くだらない…愚かな息子だ杏寿郎は‼」


ハイ…大きな声で呼んでみよう‼

煉獄ぅ〜？

慎寿郎おおおおおうううう‼‼‼

わっしょおおおおおい‼パーリナイッッッ‼

えぇ！何この酷い言いよう‼

滅茶苦茶腹立つけど顔が良いーーーーー‼

何これ何これ⁉カッコ良い‼

髭生やして酒持っててもイケメン何ですか⁉

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