てんしがじゅうななにん ページ19
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やけどしながらなんとか食べ終えて、洗い物を食洗器の中にぶち込んでおく。近代文明ってスバラシイ〜〜なんて呟きながら食後のコーヒーを啜っていると、冷蔵庫に朝ごはんと称して毎朝食っているゼリーがあるのを思いだした。
ゼリーならあの子達でも食べれるよね、そしたら甘いものを口いっぱいに頬張ってニッコニコになる天使たちの姿が見れる…ってコト！？
ピコーンと名案が思い付いてしまった私はさっそくゼリーを抱えてリビングに駆け込む。両手から零れ落ちそうになったゼリーをなんとかバランスをとって運んで机の上に置くと、物音に気付いたのかラジオを凝視していた黄色の天使がこちらを見た。確か…さっきコネシマくんと喧嘩してたシャオロンくんだったかな？目がぱっちりとしてて、他の子よりも髪が長めなのも相まって女の子に見える。かわいい。
シャオロンくんは私を視認するとパアッと顔を輝かせてこちらに寄って来る。かわいいむりすき。
そして私の前に辿り着きかわいらしく女の子座りをしたあと、無垢な表情でこちらをじっと見つめる。
ン？何？私の顔になんかついてる？
え？ぶっさいくな顔面がついてるって？おい誰だそんなこと言ったやつ〇すぞ(野蛮)
どこからか聞こえてきた幻聴を耳にして心の中で荒ぶる私を前に、シャオロンくんは口を開いた。
sha「おね、さ、名前、なんていうん？」
『！？？？！？？？？！？』
しゃ、しゃべったぁぁぁあぁあぁ！？？！？
そんな心の声は口から飛び出すことなく心の内で収められ、代わりに私は今目をかっぴらいている。何なら目玉が飛び出そうになっている。これは比喩表現ではない。事実である。
おかしいよね？？？さっきコネシマくんと喧嘩してるとき「あぅあぅ」としか言ってなかったよね？？いくら成長が普通より早いって言ってもこれは早すぎない？？？
質問をしただけなのに口を魚のようにぱくぱくとさせて動かなくなった私を不思議に思ったのか、シャオロンくんはかわいらしく首を傾げる。
sha「？おねーさ、？」
『ハッ、ごめんね！！名前だっけ！？名前はAだよ！！！！』
あざとすぎる仕草でHPをゴッソリ持っていかれた私に追い打ちをかけるシャオロンくんに見悶えつつ、なんとか答える。するとシャオロンくんは嬉しそうににぱーっと笑った。
sha「A！Aおねーさん！！」
『 』
嬉しそうに私の名を呼ぶ天使を前に、私は気絶した。
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葵斗(別アカ) - この主ちゃん文章の至る所にネタと面白さと尊さがちりばめられてるの好きです、はい(？) (4月15日 7時) (
レス) @page31 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
暁 - てえてえだぜ！！！！！ (8月8日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - セエレさん» ありがとうございます〜！！セエレさんのおすすめ欄お邪魔しました😁✨ (5月22日 12時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - おすすめがぐう有能で生きる… (5月22日 2時) (レス) @page16 id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - ふうあさん» ありがとうございます~！！是非完結まで見届けてやってください！！ (5月19日 19時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：28 | 作成日時：2022年7月30日 2時
