てんしがじゅうろくにん ページ18
＊＊＊
『…冷えてる』
先程まで温かかったはずのお粥は冷めきっていて、不味くなってしまっていた。
温めるかー、と重たい腰を上げてお粥が入った土鍋を持ち上げる。キッチンへ向かおうと一歩踏み出したその時だった。
shp「すぅ…」
『 』
寝ている。紫の天使が寝ている。みんなが夢中になっているラジオを放って寝ている。かわいい。
一旦土鍋を置いて、寝ている天使の頭を優しく撫でる。かわいいなぁ、と思いながら眺めていると、不意にショッピくんの超絶かわいいフェイスがゆるゆるな蕩けた顔になったので普通にぶっ倒れた。
ふきだしそうな鼻血を我慢しつつかわいいなぁと思いながら眺める。また倒れる。(バカ)
何度も意識を飛ばしながら性懲りもなく天使の頭を弄りまわしていると、ゆっくりこちらに近づいてくる影を捉えた。ン？今度はどの天使？どの子でもウェルカムよ＾＾
ci「あ、ぅ〜！！」
『あら〜チーノくんじゃないの〜〜＾＾』
チーノくんでした。彼は橙色の瞳を爛々と輝かせて近づいてくると、ショッピくんを撫でていた私の指に抱きついてぐいぐいと引っ張ってくる。
ん…？なんだ？どういう意図？？
察しが悪い私が困惑していると、チーノくんは小さな手で私の指を持ち上げて自身のふわっふわな髪の毛の上に置いた。も、もしかして…
『撫でて欲しかったの…？』
ci「ん！」
な ん だ こ の か わ い い 生 き 物
要望通りに撫でればえへへ、と笑うチーノくん。もはや天使という言葉でこのかわいさを表現できる気がしない。とにかくかわいい。無理。かわいい。
かわいいねぇぇぇよしよしとしばらく撫でていると、いつの間にかチーノくんまで寝てしまっていた。かわいい。
自然に添い寝状態になった二人の姿を見て、無言でシャッターを切る。アルバムを開けば、天使二人がしっかりと写真に収められていた。
脳に焼き付いて離れないほどにかわいい光景を思い浮かべてニヤニヤしながらお粥を温める。温め終わったお粥を口に運ぶと
『…あっつ！？！？』
どうやら温めすぎてしまったようだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
新人組二人の描写多すぎとか思いました？
ご察しの通り、新人推しです()
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葵斗(別アカ) - この主ちゃん文章の至る所にネタと面白さと尊さがちりばめられてるの好きです、はい(？) (4月15日 7時) (
レス) @page31 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
暁 - てえてえだぜ！！！！！ (8月8日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - セエレさん» ありがとうございます〜！！セエレさんのおすすめ欄お邪魔しました😁✨ (5月22日 12時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - おすすめがぐう有能で生きる… (5月22日 2時) (レス) @page16 id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - ふうあさん» ありがとうございます~！！是非完結まで見届けてやってください！！ (5月19日 19時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：28 | 作成日時：2022年7月30日 2時
