てんしがじゅうさんにん ページ15
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二度も睡眠を邪魔されてイラついているのか不機嫌気味のショッピくんを箱に入れて、全員が入った箱を持ち上げる。急な浮遊感に驚いたのか、ちびっこ達は「きゃ〜！！」だの「あ〜！！」だの尊死まっしぐらなかわいい悲鳴をあげる。いや、悲鳴というよりただ楽しんでいるだけか？どちらにせよかわいいのでOKである。
『え〜それではA号、リビング行きが発車します。揺れにご注意ください。』
嫌になるほど聞いているはずの電車のアナウンスの内容が全く思い出せないのでとりあえずそれっぽいことを言ってみる。するとちびっこ達は「わ〜〜！！！」と喜んだ。天使。かわいい。
そのまま箱を抱えて走り出せば、先程よりも大きな歓声が上がった。かわいい。そんな彼らをよそに私は落としてしまわないかとビビり散らしていた。ガックガクである。
落とすことなく何とかリビングに辿り着き、机の上に箱を置いた。『降りていいぞ』という意を込めて箱を少し倒せば、机の上に天使たちが次々と降り立っていった。
初めて見るものに興味津々なちびっこ達は、各々好きなところに四つん這いで進んでいく。机の上いっぱいに天使たちが広がる光景は幸せ以外の何でもない。ほんとに。かわいい。
『…とりあえず、お粥なら食べれるでしょ』
前にも言った通り幼児の世話など微塵もしてこなかった私は、ちびっこ達が何を好むのかわからない。プロフに好きなものが書かれていたが、流石にこの年齢で食べさせるのは少し気が引ける。たとえ本当にこの子達が風邪以外ひかないのだとしても、もしもの事があった際に病院へ駆けこめないのが現状。この子達は普通の人間とは訳が違うのだ。
だからこそ、私の判断が彼らの安全を脅かす。
ひとつひとつの行動に責任をもつ。彼らをしっかりと見守る。
それが、育て親である私の役目だから。
…まぁ、ろくに料理をしないせいでお粥しか作れないというのもある。
キッチンへ向かう前に、このままこの子達を放っておくと落下する恐れがあったので手当たり次第に物をかき集めて机の上にバリケードを張った。
簡易的な柵に囲まれた中で楽しそうに遊ぶ彼らに頬を綻ばせながら、私はキッチンへ向かった。
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通知見て叫びました。
順位…？？？１０００ヒット超え…！？
本当にありがたいです、ありがとうございます…
これからは更新頑張ろうと思います！応援よろしくお願いします！！！
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葵斗(別アカ) - この主ちゃん文章の至る所にネタと面白さと尊さがちりばめられてるの好きです、はい(？) (4月15日 7時) (
レス) @page31 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
暁 - てえてえだぜ！！！！！ (8月8日 12時) (レス) @page15 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - セエレさん» ありがとうございます〜！！セエレさんのおすすめ欄お邪魔しました😁✨ (5月22日 12時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - おすすめがぐう有能で生きる… (5月22日 2時) (レス) @page16 id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
28(プロフ) - ふうあさん» ありがとうございます~！！是非完結まで見届けてやってください！！ (5月19日 19時) (レス) id: 4dca6e121a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：28 | 作成日時：2022年7月30日 2時
