そのてのぬくもりを 5

166 ~村上side ページ16

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大倉と話をして俺は結局何も出来てないってことが分かった。



ヤスにも亮にも心から笑えるようになってほしいって思ったから、前を向いて皆で頑張って行こう思って動いてたつもりやったけど、空回りばっかりやってんやな。


でも、大倉と話が出来て、もう一回頑張ってみよって思った。


このままずるずると皆で苦しむんは嫌やもん・・・。



もう・・・みんな助けたりたいねん・・・。




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そんなことを考えた次の日、マルとヤスとでやってる番組の収録の為にテレ東にやって来た。


朝一、ヤスに熱の事をメールしたら絵文字満載で熱は下がったという内容の返信が返ってきた。


ヤスの事やから俺らに心配かけまいとごまかしてる可能性はあるけど・・・。



安『おはよ〜〜。』


そんなことを考えてるとヤスが笑顔で楽屋に入ってきた。


『おぉ、ヤス。おはよ。
ほんまに大丈夫なんか？』

安『うん。大丈夫〜〜。
ちゃんと下がったよ。』

『そうか・・・。』


安『あ、僕トイレ行ってくるね〜〜。』


ヤスがトイレにたったと同じくらいに柏原くんが入ってきた。


マ『おはようございます。』

『おぉ、柏原くんおはよぉ。

ヤス・・・ほんまに熱下がってんの？』


マ『・・・まぁ下がったと言えば下がってはいますけど・・・。』

『ん？』

マ『7,5℃です。後藤さんから聞いてたんで、微熱はあるんですからって止めたんですけど、昨日よりは下がってるんやからって聞いてもらえなくて・・・。


すいません・・・止めきれなくて・・・。』


『いや、ええよ。ありがとう。
無理させんようにしとくわ。』



やっぱりそんなすぐ熱は下がらんよな・・・。



マルにも言って無理させんようにしよ。




今度のジャニ勉の時に皆に話して・・・皆でええ方向に向かっていければええんやけどな・・・。






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