今日から３年A組です。 (ページ15)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:17,198 hit

15　-　思いページ15

*

　

　
諏訪「『澪奈ちゃん、澪奈ちゃん』ってわたしの気持ちを分かってくれる人はいなくて。」

　

唯月ちゃんの発言に、胸がキュッとなる。

　

　
誰にも共感してもらえない思いが張り裂けそうで、

　
誰かに分かってもらいたかったのかな･･･。

　

そう考えるだけで胸が痛い。
　

　

　

しばらくすると、唯月ちゃんが教室からでてきた。

　

　

諏訪「A･･･っ。････今の、聞いてた？」
　

「うん、、、。ごめんっ」
　

諏訪「いいよ、別に。Aがここに来たのも、澪奈のタメって知ってるし。」

　

　
そう言うと、唯月ちゃんは美術室に行った。
　

　

　

「さくらちゃん、」

　

それと入れ違いでわたしも教室に入る。
　

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Yuzuki 美術室

　

取っ組み合いの喧嘩が目の前に広がる。
　

諏訪「なにあれ」
　

水越「警察がくるらしいの。」
　

　
涼音に全部を説明してもらった。

　

　

すぐに警察が突入に入ってしまうらしく、甲斐が爆弾のボタンを押そうとする。
　

それを必死で止める瀬尾。

　

　

そんな光景を見ていると、押す寸前で先生と茅野、Aが入ってきた。

　

　

「「･････え、？」」
　

　

みんなが目を見開く。
　

　

　

柊「お前がボタンを押す必要はない。汚れ役は俺だけで十分だ。」

　

そう言ってボタンを返してもらうと、先生はここから出たい人は手を上げるよう促した。
　
　

　
柊「そうか。分かった。、、、じゃあ話し合いを始める前に諏訪がなんの情報をもっているのか、それを確めてから･･･」

　

諏訪「だから知らないって言ってんでしょ!?」

　

鞄を机に叩きつける。

　

　

柊「そんなに喜志が怖いか？それとも、喜志のお蔭で手に入れた名声を失うのが怖いか？」

　

諏訪「そうだよ、喜志を裏切って今の地位を失いたくない。それのなにが悪いの!?」

　

もう、周りの目なんかどうでもいい。

　

　

諏訪「あいつといればなんでも手に入る。

　お金にも困らないし、コネでメジャーな事務所にも入れる。

　ライバルだって何も言わないでも蹴落としてくれるし、お蔭で雑誌の表紙まで飾れた！

　こんな美味しい立場、手放すわけないでしょ!!」

　

甲斐「ベルムズがどういう奴等かわかってんのか？」
　

諏訪「関係無いし!!」
　

　

さらに声を張り上げる。
　

　