【天才作家スズ】チーズケーキ姫はシュークリム王子の好きな人！？

悲しみと絶望[ヒロ目線] ページ45

プランス「消防署の調査によれば、体育準備室の床には、灯油がまかれていたそうだ。これは、火をつけた人間しかしらない事実だ。充分な証拠になる。」

プランスがくやしそうにカイを睨んだのは、カイの言うことがデタラメだと、信じたかったからだと思った。

プランス「冬馬戒、お前の言うことを認めよう」
カイ「僕のロッカーを調べて良いよ。昨日、着ていたユニフォームがある。灯油がかかっていて、こげてるから、素晴らしい証拠だろ」

瞬間、プランスが噛みつくように叫んだ。
プランス「どう責任をとるつもりだ。おい、カイ。」

プランスの表情は、いつもとかわりなく冷ややかだったけど、その声には、悲しみと絶望がこもっていた。

プランス「被害は体育準備室だけで、、被害者はいない。だからこの事を警察に通報する義務は、私にはない。学校にも届けないつもりだ。カイ、お前は自分で責任をとれ。自分で自分の罪を決めて責任をとるんだ。分かったな」

カイはそう言われて強く頷いた。

プランス「分かったら、いけよ。二度と、私の前に顔を出すな」

プランスの絶交宣言だった。


カイは部屋の中をぐるっと見回した。


カイ「さようなら」

カイは、微笑んで背中をむけ、部屋を出ていった。


俺は、カイを追いかけるように部屋を出た。


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突然ですが、続編行きます！

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