4 ページ4
「でも」
俺は、少しでもいいから
不死鳥が元気になるように
はっきりとした事実を言った
「Aさんは、まだ生きてる」
「・・・・・あぁ、だが・・
身体が動けない状態にあるのは
間違いねぇよぃ・・・」
一刻も早く、助けなければ、と
不死鳥は生き急ぐように
部屋の扉に向かった
恐らく、白ひげにこのことを報告しに
行くのだろう
瞬時、頭の回転が凄まじく早くなった
白ひげたちが、Aさんを
救助に向かうということは
海軍本部と、全面戦争を起こすこと
それは、駄目だ
「待って!!」
「なんだ」
不死鳥は少し苛立ちを見せて
こちらに振り返った
俺はなんとか全面戦争は避けようと
彼に説明をした
「もしかしたら、罠の可能性もある
その場合も考えて、俺に策がある」
「・・・話してみろよぃ」
俺は不死鳥の瞳を真っ直ぐと見ながら
自分の策について説明した
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「・・・・だから
俺が一度海軍本部に戻って
Aさんがどこにいるのか探す
居場所を特定したほうが
彼女を助け出しやすいでしょう?」
昨日の晩から夜が明けて
明朝の隊長会議に俺も参加させてもらった
そして、昨日不死鳥に説明した策を話した
「待て待て・・・・
え?お前じゃねぇのか?Aは」
「違うって言ってるでしょーが!!
いや・・・そうだけど・・・←
少なくとも、貴方達が探してる人とは
まったくの別人ですー!!」
「ナース長、結果はどうだった?」
「・・・DNA検査では、ほぼ同一。
でも、元の染色体がXとYどちらもあるの」
「わかりやすく!!!」←
「今から言うわよ・・・
つまり、元々、この子は男ってこと
今は特殊なホルモンで女になってるだけ」
そのナース長の発言で
不死鳥と白ひげ以外は
えーっ!!!!と声を上げて驚いた
「そんなに似てることあるかよ!?」
「世界には似てるやつが5人いるんだってな
不思議ではないか・・・」
「いや3人だろ?」
「そうだっけ」
「・・・・今のAが
俺たちの知ってるAじゃねぇなら
本物はどこにいるんだよ!?」
おいこら
話を聞いとけやああああ!!!
半ギレしながら、その場に言った
「だから!!
海軍本部にいるかもしれないの!!
捕まってる可能性が高いの!!」
「落ち着けよ」
「お前らの所為だろうが!」
っは、いけない
言葉使いが荒くなっちゃった
しかし、必死の説明あってか
その場にいた隊長たちはだいたい
納得してくれたようだった
はぁ、疲れる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロモォコ | 作成日時：2019年8月15日 10時
