9話 ページ9
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鬱「ほらそこ、みんなおるやろ。」
ロボロ「おーい。」
振り返ったのは、
ゾム、コネシマ、シャオロン、チーノ。
シャオロン「え！？ロボロが2人おる！！」
「…」
ロボロをイジる野郎共の1人だ。
こんな可愛い子をイジるなどふざけるなよ。
ロボロ「もう面倒いからみんなに言うとくわ。こっちは双子のAや…〇〇国の指揮官やっとる。」
「〇〇国指揮官のAと申します。ロボロがお世話になっております。」
ロボロ「A敬語ー！」
「あ、ご、ごめん…。」
周りの事嫌いすぎて敬語で喋ってた。
それも無意識に。
ロボロ「まあ、ええか…。紹介したからもう行くからな！ついてくんなよ！」
コネシマ「なぁ！！一緒に遊ぼうや！！」
「…ｯち」
ロボロとの時間を優先するに決まってんだろこのクソ野郎。
「申し訳ありませんが家族を優先しますね。」
鬱「この兄チビブラコンやからそっとしといたりぃ。重度のブラコンやで。」
ロボロ「執拗いわお前…Aがブラコンな訳ないやん。」
そうやろ？って顔でこっちを見てくる。
「当たり前ですが？」
ブラコンとかいう範疇違うんだけど。
ロボロの全てを愛したい。
大好き…めっちゃ好き。
「もう行こロボロ。」
ロボロ「せやなぁ。」
手を引っ張って行こうとした時、
逆に手を引っ張られた。
ゾムによって。
「…何でしょうか。」
ゾム「…もうちょっとおって……」
味方最大の脅威…ゾムか。
こいつもロボロの事イジめやがって…殺すぞ。
でもどっかで見た事ある気がする。
周りにいたか？こんなやつ。
「離してくれませんか。」
ゾム「っ…は、離しとぉない……！」
オスマン「ゾムどうしたん？」
ひとらんらん「何か問題？」
本物の外交官まで来た…面倒くさい。
ゾム「だ、だってこれ……今離したらまたどっか行ってまうやん！！」
ロボロ「また？」
「…申し訳ありませんが覚えていないので離してください。」
なんかの拍子に何かしたんだろうけど覚えてない。
というかロボロとトリス以外の事は覚えなくていいと思っているから興味が無い。
ゾム「そｯ…そか……ごめん…。」
「行こうロボロ」
ロボロ「あ、う、うん。」
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作者名：乾
| 作成日時：2020年9月30日 19時
