44話 ページ44
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トリス「ぴゃあぁぁ〜……」
ロボロ「王様っ…そないに泣かんといてぇ……？ちゃんと話聞くからっ！」
トリス「ほ、ほんとはロボロ君が聞いてきたら言おうと思ってて、ねっ？でもぉ…顔見たらもう我慢出来なくてねｯ…」
ロボロ「顔ぉ？ホントにどないしてそんな事に…」
トリス「ｽﾞｽﾞｯ……Aんとこ行こ。その方が説明しやすいから…。」
そう言って床に崩れ落ちていたトリスは立ち上がり心配するロボロの腰に手を回した。
トリス「Aとロボロがいるんだ…護衛は許した者だけ連れてくよ。」
ロボロ「ひゃっ…わ、分かりました…。」
トリス「レウクラウド」
呼ばれた彼がロボロの後ろから姿を現す。
突然肩を掴まれたロボロはビックリしすぎてよろけ、
レウクラウドの方に倒れ込んでしまう。
レウクラウド「おっと…」
ロボロ「わｯ…！ご、ごめんなさい！」
見た事ある顔。
ナギとの初対面の日、
ナギの真横に立っていた化け物の中の化け物。
ロボロ「ぅあ…」
レウクラウド「大丈夫だよロボロさん。俺は2人の事傷付けたりしないから安心して。」
ロボロ「は、はい…」
油断してはならない。
化け物の中の化け物、
あのAもロボロも襲った人物…ナギよりもヤバい化け物。
トリス「レウは双子を守る側だからホントに大丈夫…。」
ロボロ「そ、そうなんや…あぁ…ありがとぉ？」
トリス「あ"あぁぁぁ…似てるぅ〜…！」
レウクラウド「よしよし…泣きやもうねトリス。」
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作者名：乾
| 作成日時：2020年9月30日 19時
