22話 ページ22
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グルッペン「トリス王？聞いているのか？」
トリス「ん？あぁ……インカムに連絡が入っていたから聞いてなかったね。ほらっ。」
左耳にかかった髪の毛を持ち上げると現れた小さなインカム。
チカチカチカ、と赤く点滅している。
グルッペン「何かあったのか？」
トリス「…いや大した事じゃない…けど、後で1人の時間をくれない？」
グルッペン「もちろんいいぞ。」
トリス「ありがとう。」
そんな話をしてると応接間の扉が開く。
ヒラヒラ〜と前後に揺れる『昊』の文字。
トリス「おかえりA。」
「ただいま戻りました。」
トリス「いいところに来たねA…グルッペンの相手をしていてくれないか？ちょっとインカムに連絡が入っているんだ。」
僕のインカムって後ろ盾の子達とAくらいしか入ってないからAはすーぐ嫌な顔をする。
かわいいね。
「…畏まりました。」
トントン「それでは部屋に案内しますのでどうぞこちらに。」
トリス「ありがと。じゃあ用が済んだら戻るからまた後でね。僕がいない間はAに権限を授けるとするよ。」
「承りました。」
レウから連絡来るとは思わなかったな。
それもロボロ君についての報告だなんて…。
案内してくれたトントンに一礼し、
部屋に入ってすぐ様現れた赤黒い化け物。
トリス「やあレウクラウド。」
レウ「トリス、インカムでも言ったけどロボロさんは要注意人物になる予定なんだ。ナギときょーさんと俺の気配に気づく事3回もね…。」
トリス「おぉー…それはすごいね。双子どっちも要注意人物か……苦労するもんだよ全く。」
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作者名：乾
| 作成日時：2020年9月30日 19時
