21話 ページ21
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ロボロ「＿＿＿＿＿…＿＿、＿＿＿＿！」
目がよく合う。
あってはならないのによく合う。
ナギ「…」
この事はトリスに報告しておいた方がいいが
僕にはトリスと話す権利がない。
頼まないと話せない。
Aを殺すから。
トリスはAが好きだ。
あんなやつのどこがいいんだか。
ナギ「…何の用。」
ばどきょー「ロボロさんの事殺さへんよう見張ってるだけやで。」
ナギ「言っているだろ……あの子には何もしない。殺すのはAだけでいい。」
正直なところコイツらが近づいてくるのは感じ取れなかった。
さすがは後ろ盾先輩方だこと。
レウクラウド「Aもロボロさんも殺させないけどね。」
ナギ「はｯ、お前らが止めようと僕は絶対にAを殺す。」
また目が合った。
後ろ2人に驚いたか。
本来なら僕らの気配に気付く人はトリスと後ろ盾の者くらいなんだけど。
ばどきょー「気付かれとるやん。ロボロさん意外と優秀やな。」
ナギ「何回も見られている……偶然とは言い難いな。でもずっとこの場に留まり続けている訳では無い。移動しても気付くかどうか。」
レウクラウド「気付いたら凄いね。」
気付かれるなど無かったんだ。
それこそ化け物だ。
ロボロが伏した瞬間、
ロボロの真上の天井に気付かれないように張り付いた。
なのに、
ロボロ「ｯ…」
上を警戒している。
明らか上を見ようとしない。
ナギ「…レウクラウド、トリスにこの事報告しろ。僕は話しかけれないから。」
レウクラウド「そだね…さすがに気付いてるのは優秀すぎる。」
ばどきょー「流石はAの弟やなぁ……双子両方要注意人物になるなんてな。」
ナギ「所詮は気配のみ…戦闘面は圧倒的に僕らの方が強い、気にするものもないだろう。」
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作者名：乾
| 作成日時：2020年9月30日 19時
