3話 ページ3
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軍人「A様、そろそろお着きになりますので御準備をお願い致します。」
「あぁ……分かってるよ。」
我々だ国…。
元気にしてたのかなロボロ。
トリス「ねぇA？双子君の事考えてるの？」
「そうですが何か御用ですか王。」
我らが〇〇国の王であられる御方…トリス様。
俺をスカウトした変人。
トリス「ん〜…ちゃんと仲直りしてくんないと外交で困るんだけど？」
この笑いに含まれる意味、
『面倒事はするな、さっさと仲直りしろ』
って意味だろうな。
「…我々だ国にいる間に仲直り……します、多分。」
トリス「二言はないからね。」
「畏まりました。」
軍人「A様、国王様、お着きになりました。」
「分かった。王…お手を。」
トリス「うん。」
大きな手。
羨ましい。
周りから見れば俺は王の息子と思われそうなほど身長が小さい。
いいなぁ。
トントン「…お待ちしておりました。我々だ国書記長のトントンと申します。続きは総統交えて紹介させて頂きます。どうぞこちらです。」
トリス「ありがとう。」
「…王、」
トリス「ん？」
トリスに近付き低い身長をつま先立ちして誤魔化す。
「……書記長トントンは鋭い男です…気を付けてください。」
ボソッと言ってみた。
Aの目をしっかり見つめて頷く王。
トリス「心配しなくてもA以外は基本警戒してるから大丈夫だよ。」
「うぁっ…あ、頭ポンポンやめて下さい！」
トリス「ふふ。」
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作者名：乾
| 作成日時：2020年9月30日 19時
