天の声【男主】 (ページ1)

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1話ページ1

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ロボロ「はぁっ…」

一息吸ってマイクに向かって言葉を出す。

何年も何年もやってきた事。

ロボロ「さあ始まりました国営放送のお時間です。MCを務めます、ロボロです…！今日は1人ということで話す事が限られてしまうのですが………」

ゲストのいない国営放送。

どれだけの国民が耳を傾けてくれるのだろうか。

ロボロ「＿＿＿＿＿ですから、今日は午後から他国の王族の方が来られますので十分失礼のないようお願いします。」

名も聞いたことの無い国から王族。
またグルッペンとトントンの仕事が増える。

ロボロ「それでは今日はこの辺で。また来週お会いしましょう。」

国営放送を終了してトントンの元に歩いてく。

道行く者と挨拶を交わす。

ロボロ「…はぁ。」

エーミール「ロボロさん？どうされましたか？」

ロボロ「あ、いや…ゲストおらんかったからちょっと話し疲れたなって。」

エーミール「これからトントンさんの所ですよね…後で喉に効く茶を用意して持っていきますね。」

ロボロ「ありがとエミさん。」

我々だ国の爆弾魔。
わしの同僚の1人。

ホンマは疲れてなんかおらん。

午後から来る他国の王族と護衛の書かれたリストが届けられた。

中に1人だけ、

目を向けざるを得ない相手。

『A』。

俺の双子のお兄ちゃん…。