私、君らの笑ってる顔が見たいんだ５

185話 ページ10

　







こけた。

無駄な空白作るなって？ごめんなさい。
そんなことより次の授業も教室なんだって！暑いのに……



……あ、こけたから制服が少し破けっちゃったな。そりゃもう凄い
スピードでこけたからな。


あの左門と三之助が笑いこらえてたのなんて知らねぇし！！！
知らないし！？

多分膝も擦り剥けてるわ。
医務室行ったほうがいいけどもう授業が始まるし、

ああああ！でも行かなかったら保健委員会が怒るんだよな･･･！

でも今日はすごくもう迷惑かけたし･･････



･･････怒られたら謝ればいっか☆



―――



どうも〜教室に来たAです〜〜、
なんかキャラ違くない？

というか怪我負ったやつに見えない･･････自分で思うよ。





兵助「先生･･･来ないね」

「･････････





あっ、私！？私に言ってた！？ごめんごめん･･･
本当ダネ、先生コナイネー」


勘右衛門「なんでそんなに片言なの」




びっくりしたぁああ、
まさか兵助から話しかけてくるとは思わんかったから。


兵助「･･････」

勘右衛門「先生何か用事でもあるんだろ？忙しそうだったし。
それに今日はー」


勘ちゃんが何かを言いかけていたと同時に木下先生が入ってきた。
いつものような元気な顔じゃなくて、


木下先生「･･････A、ついてきなさい」



悲しそうな顔で。



「･･････はい」



―――



勘右衛門「･･･何があったんだろ」

兵助「今日のことじゃないか？」




勘右衛門「･･････そんな感じはしなかったけどな」


　

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