【オリジナル】十二天物語 (ページ22)

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二十一頁目ページ22

出雲「杉川さん・・・・」

瞳の色が変わるのは前世の力を使っている証
そして決定的なのが首元のネックレス
出雲の記憶にあるまま同じ装飾で現れた

けれど、前世の記憶は断片といえど、負担が大きい
出雲のように生まれたときから持っているのではなく、今になって解放されたのでは、最悪、過去の自分に体を乗っ取られる。

そんな出雲の懸念を無視して、真はやおら腕をあげると、先程吹っ飛ばした一体に向かって言う。

真「汝、真名を亜魔。その真名にかけて汝は今消滅する。消え失せよ！・・・・」

先程までとは違い、冷厳なる声で淡々と話す真はもはや別人のよう――否、別人であった。

やはり、過去の自分に飲み込まれたか

そう、出雲が諦めた時だった。

先程まで声高に続けられていた詠唱が止まっている。
見ると、真が頭を押さえて呻いていた。

真「ふ、ざけんじゃないわよ・・・。私は・・・消滅するために封印を解いたんじゃない・・・・っ！私はっ！この人たちを助けるためにっ・・・封印を解いたのよっ！！前世だかなんだか知らないけど、あんたは少し黙ってて！！」

途切れ途切れに発する言葉はとても辛そうだったが、最後の一言を言うと、様子は激変した。
ピンと背筋が伸び、改めて先程の一体に向かって言う。

真「汝、真名を亜魔！その真名にかけて、汝を今封印する！眠れ、亜魔！人から離れ、眠れ！－ナウマクサンマンダボダナンボラカンマネイソワカ！－亜魔、封印！」

所々紫の混じった白い光が名指しされた亜魔から放たれる。やがて、光の放出が止まり、紫色の六角形の石と一人の女性が目の前に現れる。

出雲「やっ・・・た・・・・。アスラを封じ込めた・・・・・・」

後ろから出雲の信じられないような声が聞こえる。そちらを見ると、さっきまで真達に襲いかかってきた人たちは皆元に戻り、そこかしこに倒れていた。

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うがあ！駄文すぎる！イミフだ載せるのやめようって思うくらいだコンチクショー！！