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十四頁目 ページ15

場所が変わって河原。

出雲「ここならいいかな」

人気が少ないことを確認すると、ようやく出雲は真の腕を放した。

真としてはもはや明日の女子達の出方がひたすら怖ろしかったが、ここまで厄介事に巻き込んでくれた出雲に対しても少なからずいいたいことがあった。

真「・・・それで、一体何のよう?生憎私にはなんにも心当たりが無いんだけど」

真が一気にそこまで言い放つと、出雲は無表情に思いがけないことを言った。

出雲「杉川さんが見ている夢のことで」

その時、真を襲った衝撃はかなりのものだった。

真「ど・・・う、して・・・・」

衝撃で上手く話せない真に出雲はやはり無表情に淡々と続ける。

出雲「夢、見てるよね?杉川さんじゃない人なのにその人が杉川さんだってどうしてか分かってし
まう夢。」

初めて、真は出雲に恐怖を感じた

今までは単なる疫病神にしか思えなかったが、人の夢の内容―――誰にも言っていない、真以外誰も知らないはずの夢の内容を言い当てた
そのことが、真を震え上がらせた。

真(ダメ・・・・こうゆうときこそ落ち着かなくちゃ・・・・。出雲夜摩が何で私の夢のことを詳しく知ってるのか・・・そのことを、ちゃんと・・・)

真は深呼吸すると、出雲に向き合った。 そして思い切って質問する。

真「どうして、そのことを知っているの?私は家族を含めて誰にも夢のことを言ってないのに」

その質問に出雲は少しだけ嬉しそうな表情で答えた。

出雲「同じだから」

答えてくれたが全く意味がわからない。

怖い――

無意識のうちに出てくる感情を真は必死で押さえた。

真「同じって何?どういう意味?」

改めて質問する。

出雲「同じだからだよ。僕と杉川さんが。」

その淡々とした口調に訳もなく苛つき、焦る。

真「同じなんかじゃない!!!」

叫んで、ハッとする。

この出雲という相手の存在が
自分を何か怖ろしいことに巻き込むのではないか、と無意識に解っている

けれど、そのことを認めたくはない

認めてしまえば、そこから怖れが私を浸食してしまう。
そうとわかっていても、もはや真は自分をごまかすことは出来なかった。

真「私と・・・出雲・・君の、どこが同じだっていうの・・・・?」

怖い――

もはや感情はその一つしかなかった。
それでも、真は出雲に問うた

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おかちゃん - 続きめっちゃ気になる…!作ってくださいm(__)m (2019年5月11日 5時) (レス) id: 7bd937423b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオイ | 作成日時:2013年5月15日 8時

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