恋愛小説のルール (ページ24)

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23 横恋慕（10/16更新）ページ24

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「「「「じゃ、かんぱーい。」」」」

4人でグラスを合わせる

緊張の中始まった飲み会

いや、勝手に押しかけた飲みの席だし
緊張してるのは私だけだし

見極めてやろうと思ってる二宮さんはと言うと
さすが芸能人、さすがアイドルってなもんで

巧みなお喋りに完璧なスマイル

華の目は完全にハートだわ

でも、だめだめ！
気合いを入れ直す

それにしても、アイドルから告白させるなんて
中々やるな、お主

なんて感心してる場合でもないか

芸能界なんて、私の勝手な妄想だけど
全然信用できないから

いや、そりゃ
芸能界じゃなくっても信用出来ない人間なんてのは世の中腐る程に溢れてるけど、

でも、

それでも、

んー・・・、でも

よくよく考えれば
これほど身元がハッキリしてるってのもそうそうないのかも

普通に付き合う人なんて
お見合いでもない限り
出会ったときに経歴やら家族構成やらなんて聞いたりしないもんね

まぁ、じゃあ
悪くない、のか・・・？