恋愛小説のルール (ページ22)

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21 相手の人（10/12更新）ページ22

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華に誘われて飲みに出たのはいいんだけど

その理由が
今まで友達としてやってきた相手に急に告られて
ちょっと迷ってる、って

別に嫌いなわけじゃないけど

それでも、
急に " 好き " なんて言われて
どうしていいかわかんなくなってるから一緒に飲んで見極めて欲しいなんて

つい、この前
ずっと好きだった人にこっぴどく振られたばかりなのに

華は何に対しても前向きだなぁ
なんて思いながらも

華がこんなに悩んでる相手が
何処のどいつなのか気になって
のこのことやって来ちゃったのはいいんだけど

店に入る直前、

「あのね？」

突然、言いにくそうに口を開いた華

「ん？どした？」

「相手のヒトなんだけど、」

「うん？」

「芸能人なの。」

「は？芸能人？大丈夫なの？騙されてない？」

芸能人と聞いて
テレビ業界と聞いて、勝手なイメージで
チャラい人が多いんじゃないか、なんて

矢継ぎ早に色々と聞いちゃった