恋愛小説のルール (ページ21)

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20 彼女の場合（10/11更新）ページ21

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きっと、まだ
誰かと真剣に付き合って行こうなんて
考えられないだろうA

でも、
少しでも前向きになってきたんなら
Aの背中を少しでも押してあげられたらいいな、って思ってるんだよね

だから
芸人仲間と飲んでるんだろうあいつのとこに押しかけることにした

あいつの仲間はみんないい人達ばかりだし
大勢でワイワイやったほうが楽しいに決まってる

それに、
少しでも色んな人と触れ合ったほうが
色々リハビリになるんじゃないかなんて勝手にお節介することにしたんだよね

本当は、新しい恋でも出来れば
もっと変わるんだろうけど

そう簡単に誰かを好きになるようなタイプじゃないし・・・

そう、
あれからAは変わっちゃったから

前よりも明るくなったし
社交的になったように見えるけど

それは、無理してるって言うか
1枚壁を隔ててる感じがするんだよね

言ってみれば虚勢を張ってるって感じなのかなぁ

だから、
その壁を早く無くしてあげたいんだ

本当、余計なお世話だけど・・・