ラブストーリー 5 (ページ9)

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5-9 煩悩ページ9

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姪っ子は年越しそばをひと口食べたぐらいで
ノックダウンだった

「お前、いつまでいんの？」

「ん？決めてないけど？」

「俺ら、7日までいるから、7日までいるなら
乗っけてってやるよ？」

「えっ？4日から仕事だし。
いいねぇ、何日休みなのよ？」

大っきな製薬会社で働いてるお兄ちゃんは
連休と言えば、いつも大型連休だ
羨まし過ぎる、

「けど、今年はどうしたの？」

「ん？なにが？」

「年末に帰ってくるなんて珍しいじゃん。
彼氏の1人や2人いないのかよ？」

「な、いますぅ。
彼氏の1人や2人くらい。」

わはは、「うそだろー？
いたら、今頃、実家になんか帰ってこねーだろ？」

なんて大笑いされて
その声に姪っ子まで起き出してきて

「Aちゃんの彼氏、カッコいい？」

なんて聞かれるから

「うん、カッコいいよ。」って言ったら

「まさきみたいに、カッコいい？」

まさきみたい、って聞かれて
「いやぁ、んー、そうだなぁ・・・、」
なんて言葉に詰まってたら、

「無理すんな、」
って肩をポンポンと叩かれる

「もお、ホントにいるんだってば！」