2-14 満足な琥珀 ページ14
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結局、
あのまま身体を重ねて
そのまま深い眠りについた彼
うつ伏せで
規則正しく上下する身体
半分は私に寄りかかってる
このまま寝かしといていいのかなぁ？
今日もお仕事だよね？
何時からなんだろう？
時計を見ると
全然、寝付けなかったせいで
まだ、夜が明ける前だっていうのに目が冴えてしまってる
シャワーでも浴びて来ようと
彼の身体の下から抜け出て
ベッドを降りようとした時、指先を掴まれた
っっ？！
まさか、眠ってると思ってたから
びっくりして振り返ると
「どこいくの？」
まだ開ききらない琥珀に
掠れた低い声が大人の男を感じさせて
胸がドキドキと落ち着かない
「、シャワー・・・」
「ん、行ってらっしゃい、」
そう言って、枕に顔を埋めると
また、規則正しい呼吸を繰り返す
シャワーを浴びてサッパリして戻るけど
まだ、出勤するには早い時間で
もう、ひと眠りしようと
だけど、
規則正しい呼吸をしている彼を起こさないように、
静かにベッドへと潜り込んだ、のに
「ん、いい匂い、」
って、擦り寄ってくる
あ、起こしちゃっ、た？・・・
「仕事、行く時、一緒に出るから、」
寝惚けた舌ったらずな声が耳元を掠める
小さく頷いた
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作者名：617 | 作成日時：2016年5月23日 21時
