【暗殺教室】一人の元暗殺者Ⅱ (ページ5)

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四十八話ページ5

神崎「えっ？どういう事ですか？Aちゃんが、Jack the Ripper以外の組織にいたって」

胡蝶「言葉の通りよ。彼女はJack the Ripperではなく、私達と同じ組織の一員だったってことよ」

村松「はぁ？マジで？二つの組織に属することってあるんすか？」

蜂谷「まあ、普通はありえねぇな。だけど、こいつだけは普通に二つの組織に属していたんだ。結局、どっちも辞めちまったけどな」

狭間「それで、そのもう一つの組織って何て言う組織なんですか？」

胡蝶「私達の苗字にヒントがあるわよ」

蜂谷「そうそう。しかも、俺もこいつも、同じ苗字なんだよな」

千葉「同じ？」

茅野「胡蝶・・・・・蜂谷・・・・・胡蝶・・・・・蜂谷・・・・・胡蝶・・・・・蜂谷・・・・・胡蝶・・・・・あっ、もしかして、虫の名前？」

胡蝶「正解♪」

蜂谷「俺達の苗字には、それぞれ虫の種類の名前があるんだよ」

胡蝶「ちなみに教えると、私は蝶々。この人は蜂なの」

赤羽「という事は、組織の名前は虫の名前なの？」

蜂谷「虫の名前と言うか、寧ろそのまんまなんだけどな。蟲って言う組織だ」

潮田「本当にそのまんまだ」

中村「じゃあ、コードネームも虫？」

蜂谷「あぁ、そうだよ。まあ、虫の名前じゃねぇけどな。俺は蜂で」

胡蝶「私が蝶。私達は苗字がコードネームみたいなものだから、別に特別なコードネームはないわよ」

三村「えっ？苗字がコードネームなんすか？」

吉田「じゃあ、なんで苗字を変えねぇんだ？」

蜂谷、胡蝶「変えるのめんどくさい」

寺坂「なんじゃそりゃ」

赤羽「じゃあさ、Aも苗字がコードネームだったの？」

胡蝶「まあ、そうね。苗字がコードネームの人は、階級が上の人だから」

茅野「そうなの！？凄い！」

赤羽「じゃあ、コードネームはなんだったの？」

蜂谷「当時は大蜘蛛っていう苗字だったぞ」

片岡「大蜘蛛。つまりは」

胡蝶「そう、この子は蜘蛛。当時、私達の組織にいた時は、かなり強かったのよ。頭をかなり良かったし」

速水「へぇ～、そうなんだ」

奥田「なんか、改めて、Aさんが凄い人だと認識されます」