【暗殺教室】一人の元暗殺者Ⅱ (ページ3)

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四十六話ページ3

潮田side

蜂谷「おっ、なーんだ。お前こんな所にいたのか。探したんだぜ」

A「！お前」

？知り合いかな？そう思っていたら、蜂谷先生はそのままAの傍に来て、肩を抱き始めた。

殺先生「おや、お知り合いで？」

蜂谷「えぇ、まあ。俺と胡蝶とAは同じ組織にいた仲なんですよ。なぁ？桜姫？」

全「！」

桜姫。それは、AがJack the Ripperという名前の組織にいた時のコードネーム。この人達、若しかして、その組織の人！

だとしたら、Aが危ない！

胡蝶「あらあら、みんなそんなに怖い顔しないでくださいな」

蜂谷「そうそう。俺達は今、感動の再会中なんだよ。そんな俺達の邪魔をしないでくれないかな」

！この二人、表情は笑っているけど、何処か殺意を感じる。これが、プロの、Aと同じ組織の暗殺者。

蜂谷「それにしても、悲しいなぁ。何の一言も残さないまま組織を抜け出すなんて、悪い女だな。桜姫。そんな奴はどうなるか。分かってるだろ？」

そう言うと、蜂谷さんはそのまま何処からか、折り畳みナイフを取り出し、そのまま刃をAの首元に向けた。

茅野「A！」

蜂谷「誰か一人でも動いたら、こいつを殺しちゃうよ？良いの？」

っ・・・・・、これじゃあ、手が出せない。先生達は何でこんな状況でも、平然でいられるの？

蜂谷「まあ、動こうがなかろうが、こいつを殺すことに、変わりないが、な！」

そういうと、蜂谷さんはそのままAの肩を掴んだまま離し、そのままナイフを振り上げた。

潮田「止めて！」

そう叫ぶと同時に、蜂谷さんはナイフを振り下ろした。駄目だ！間に合わない！そう思った時、

ｶﾞｼｯ！

全「！」

Aは振り下ろそうとした方の腕を片手で掴んで、自分の身を守った。正直、片手で掴んで止めるのは凄いと思う。なんて、思ったんだけど、

A「いろいろ言いたいことはあるけど、まず一つ。誤解を生むようなことはするな。馬鹿」

全「えっ？」

蜂谷「ん？何の事？」

A「とぼけんな。お前、そもそもナイフを扱う技術ないの。私、忘れてないから」

蜂谷「あっ、覚えててくれたの？嬉しいな～」

A「あと、どさくさに紛れて胸を触んじゃねぇよ！変態クソ蜂！」

蜂谷「ブベラッ！」

そう言いながら、Aは蜂谷さんの顔面を蹴った。ていうか、えっ？何？どういう事？えっ？