【1章】一瞬の出来事 ページ6
sideなし
ヘアバン少年「オレはテキトーに頑張っていい思いをする為に魔法騎士団に入るんじゃねー
死に物狂いで
魔法帝になる為だ」
周りに聞こえる声で彼は真っ直ぐにそう言い切った
「あの剣、魔法か？」
「最果ての落ちこぼれじゃなかったのかよ！？」
「それにアイツ今…魔法帝って……」
対戦相手の魔法を打ち破り、勝利を掴んだヘアバン少年に驚きの目を向ける受験生たちだが
やはり受験生たちが気になったのは最後の言葉
ヘアバン少年「ざわざわうるせぇぇーー！！
俺は魔法帝になるっつってんだ
文句あるかクラァァ！！！」
周りの騒がしさにイラついてかは分からないが、周りの声をかき消すように大きな声で叫ぶヘアバン少年
勝利を掴み取ったはずなのに周りの声は称賛ではなく、皮肉や嫌味の嵐
「最果ての出身の下民が何言ってんだ」
「はやく引っ込め愚か小僧」
ヘアバン少年「誰が愚か小僧だー！！」
盛大なブーイングの中ヘアバン少年の試験も終わり
倒れた青年は回復魔導士に連れてかれヘアバン少年は次の対戦を嬉々とした目で眺めていた
貴(身体能力でだせるあのスピードもゾクゾクしたけど
それを凌駕する程の衝撃はあの剣…
ヘアバンくんには魔力がない
じゃあどうやって対戦相手の創生魔法を破ったか…
あれは破ったんじゃない"打ち消した"
魔法を打ち消す魔法
つまり、"反［アンチ］魔法"
…さっきは魔法を切って打ち消したように見えるけど、あの剣に触れたら消えるのだろうか、それとも切ったときだけ？
あー、なんだよもー、面白すぎるじゃんかヘアバンくーん！！)
次々行われる対戦なんて露知らず、初戦で行われたヘアバン少年のことについてひたすら考えを巡らせるA
一瞬だったがヘアバン少年の戦いを思い出すたびにAは楽しそうに笑った
「アレってハブシャス家のサリム」
「あの四つ葉のやつとやるらしいぞ！」
「はっ、流石の四つ葉も貴族には敵わねーって」
次の対戦相手達が中央に現れる
Aはふと中央に目をやるとそこにいるのは茶髪ロングの青年と一次試験で見つけた黒髪少年だった
貴(次は黒髪くんか、どんな戦いにな……)
黒髪少年「風魔法"暴嵐の塔"」
黒髪少年が魔導書を開き魔法を放った瞬間、そこに竜巻が起こり相手を襲う
一瞬の出来事だったが相手は気を失い黒髪少年の対戦の終わりを告げた
あまりの結果に全体が驚きで声を失っていたが当の本人は悠々とその場を後にした
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
