【2章】火を灯せ ページ44
sideなし
アスタ「まだだ！！！」
いつのまにか起き上がっていたアスタが剣を振りかぶりヒースの後ろへと飛んでいた
ヒース「遅い」
だが、アスタの気配を察したヒースがすぐさま先程繰り出した魔法でアスタを吹っ飛ばした
ヒース「よく生きていたな…頑丈なヤツだ…だが
その負傷では存分に剣は触れまい」
マグナ「アスターー！！」
吹っ飛ばされたアスタを見てマグナの悲痛な叫びがこだまする
アスタが起き上がったことに少しだけ目を見開いていたヒースも表情はすぐに無に戻りアスタの方へと体を向ける
アスタ「まだだぁぁぁ！！！」
ヒース「！」
力の差は歴然
にも関わらずアスタは立ち上がり向かっていく
ヒース「しつこい」
アスタ「まだだぁぁ…！！」
ボロボロになっても立ち上がるその姿
そんなアスタの姿を皆固唾を飲んで見守る
だが、マグナだけは信じられないような目でアスタを見ていた
マグナ(魔法騎士団入団…
恵外界に生まれた下民にしちゃあ上出来も上出来
ここいらが限界だ…
もう…十分頑張ったじゃねーか？
なぁ、アスタ__)
ボロボロになったアスタを見ながらそう思うマグナだが、自分の瞳がアスタを掴んで離さない
マグナの本能がしっかり見ろと叫んでいるのだろう
ヒース「もうオマエに勝機は無い…
なぜ諦めない！？」
何度吹っ飛ばされても立ち上がるアスタを見て表情を変えていないヒースも、どこかイラだった瞳でアスタを見ている
アスタ「……諦めたら…誰が護るんだ…！！
気付いたんだ…約束を守る為だけじゃない……」
ドガァァン
違う方向から三人の覆面がアスタ近くまで飛ばされ
その三人飛ばした張本人は楽しそうに笑っている
アスタ「みんなを守るた為にオレは
魔法帝になる……！！」
貴「みんなが笑顔で過ごせるために
魔法帝になるんだろ、アスタ！！」
ザワッ
その言葉を聞いて誰の心に火が灯ったのだろうか
ノエル「魔法帝って…何言って」
アスタとAの言葉に困惑した表情をするノエルの前で
バキッ
その男は自分の頬を殴った
マグナ「漢じゃねぇかアスタァ！！」
地につけた膝を離しゆっくりと立ち上がりアスタを見据える
マグナ(新人二人が戦ってんだぞ
オレが諦めてどーすんだ……！！)
頬への殴りは
諦めかけた自分を戒めるために
男は一歩を踏み出した
.
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
