【2章】それぞれの向かう先 ページ45
sideなし
アスタとAの言葉を聞いて馬鹿にするようにヒースは口を開く
ヒース「魔法帝…か__馬鹿げた夢だな
残念だがオマエはもう時期死ぬ
あそこで三人相手に善戦してる女もな」
取り出した時計を眺めながら決定事項のように話すヒースの後ろで、"ザバァ"という音共に一人の男の怒鳴り声も聞こえてきた
マグナ「させるかボケェェェ
そいつを殺るならまずは…
先輩であるオレを殺ってからにしやがれぇぇ!!」
"海竜の巣"からでてきた男の瞳は、先程までとは違う戦う闘士を秘めたそんな力強い意思を感じる瞳だった
アスタ「マグナ先輩…!」
ヒース「馬鹿め…わざわざ早死にしにきたか…」
登場してきたマグナに呆れた表情をするヒースを横目に、マグナは笑いながら魔導書[グリモワール]を構える
マグナ「上等だ…行くぞアスタァ
洗礼の儀だ…!」
アスタ「!!」
マグナの言葉に目を見開くアスタだが、言葉の意味を理解し剣を握り足を踏み出した
貴(洗礼の儀、か…
流石マグナ、考えたね)
相手の霧魔法の攻撃を交わしながらヒースと戦闘するマグナ達を盗み見るA
「貴様、我々相手によそ見か」
そんなAの様子に苛立ちを隠さない覆面たちだが、そんな覆面たちを見てAは鼻で笑った
貴「相手にされたかったらそれ相応の攻撃してくれば…
こんだけ相手にしてればあんたらの動きは読めんだよ」
動き出したAの攻撃を躱そうとする覆面だが
貴「もう無理だって」
覆面の視線の先にはAはおらず
後ろに立つAの拳が覆面の一人を捉える
ドサリと倒れる覆面を放置したまま動ける二人に視線を向けた
貴「まず一人…
幻惑系だから動き掴むのに時間かかったけど
もう捉えられる」
Aは右手の拳を握りながら
笑顔で覆面たちに飛び込んだ
.
.
マグナ(喰らえ__オレの残り全魔力)
炎の球を手に集め己の全魔力を込める
マグナ「一球入魂
炎魔法"獄殺散弾魔球"!!!」
力強く足を踏みしめ体を捻り出して繰り出したその球は散り散りと飛んでいく
ヒースを目指して散り散りと
ヒース「これがオマエの最後の魔法か…
氷魔法"結晶氷盾"
……無駄が多すぎる」
自分に向かってくる炎の球を呆れたように魔法で防ぐ
だが
アスタ「無駄じゃねぇ!!」
マグナの言葉の意味を汲み取ったアスタが後ろに抜けた炎の球をヒースに向かって
打ち返した
.
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね! (2020年5月9日 21時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ?インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます!やっと少しずつ物語が進んできました( ;∀;) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます! (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月5日 18時