【1章】面白い少年 ページ4
sideなし
貴(は、はは
おいおい、なんなんだよあの子)
驚きで目を見開きながらも口角は上がっているA
誰もがヘアバン少年を嘲笑ってる中、Aだけは彼に期待に満ちた目を向けていた
貴(ここまで魔力が少ない人間は初めて見た
嫌違う…魔力が少ないんじゃない、"ない"んだ
魔力がないのに魔法騎士団に入ろうとするなんて…)
貴「………ーか」
Aがポツリと呟く
近くにいた黒髪少年にもAの声が聞こえていたのか、無表情なままAに目を向ける
だがAに目を向けた瞬間、黒髪少年の無表情が崩れた
それもそうだろう、Aの表情は
子供のように純粋で、欲しいおもちゃを見つけたような無垢な笑顔で
貴「面白すぎるじゃねーか」
そうポツリとヘアバン少年に向けて言っていたのだから
その後ヘアバン少年に近づくフッハフッハ言ってる青年がいたのだが、Aはヘアバン少年に夢中で視界にすら入っていなかった
.
.
.
ウィリアム「__それでは、次が最後の試験だ…」
あの一次試験の後、いくつか試験があったがついに最後の試験となった
ちなみに、言わなくても分かると思うがAは無難に試験に取り組みながら魔力なしのヘアバン少年を見れる位置をキープしていた
側から見たらストーカーと言われてもしょうがないくらいの位置取だったが、当の本人は一切気付いていないだろう
ウィリアム「最終試験は実技試験だ
適当に二人一組になってもらってその相手と戦ってもらう
魔導書［グリモワール］を使ってもらって構わない
攻撃魔法の一つや二つ覚えてきているだろう？
魔法騎士団は戦闘が仕事だ
君たちの力、存分に示してくれ」
金色団長の言葉が終わると受験生それぞれが自分の相手を探すために動き始めた
Aは一回ヘアバン少年に話しかけようとするがそれより先に少年に話しかける青年の姿があった
その姿を見てAは少し考え込む
貴(ヘアバンくんのこと知るためには戦った方が早いかと思ったけど
そもそもどんな戦い方をするのか第三者目線で見た方が面白そうだな)
考え込んだ後にニヤリと笑い、自分の対戦相手を探すためにAも動き始めた
ウィリアム「どちらかが降参するか戦闘不能になれば試験終了だ
回復魔法が使える魔導士が待機してるから存分に戦ってくれ
それでは最初の対戦者…前へ__」
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
