【1章】少年の笑顔 ページ28
sideなし
あの後、Aは魔力消費でうまく歩くことが出来なかった銀髪少女を部屋まで送り広間にある食堂で水を飲み一息ついていた
貴(つーか、まさかノエルがあそこまでテンプレなツンデレ娘だとわ思わんかったわ
いや、ローブ脱ぎ捨てたあれもある種のツンだったわけだから想定はできた…か？)
水を飲みながら部屋まで送り届けた銀髪少女、もといノエルのことを考えながらAはクスクスと笑ったり
水を飲み終わり、コップを洗い終わった後広間の方に行くとそこにはソファに腰掛ける灰色の髪の後ろ姿があった
貴「アースタ、こんなとこで何してるの？」
Aはソファに腰掛ける少年に近づき話しかけた
その声に反応して少年、アスタはAの方に視線を向けた
アスタ「あぁ、いや…今日だけでなんか色々あったなぁって思ったらなんかいつのまにか、ここに」
貴「なにそれ」
アスタの言葉にクスクスと笑いながらAはアスタの近くにある椅子へと腰掛ける
貴「まぁ、でも確かに
入団試験に始まり、マグナさんの洗礼の儀にノエルの魔力暴走…なかなか濃い1日だったよね」
アスタ「ああっ！そうなんだよ！！
それでさ、思ったんだよ」
今までのことを振り返るようにアスタは瞳を閉じる
その間二人の間は沈黙に包まれたが、全く苦になっていなかった
そしてアスタはゆっくりとその瞳を開けた
アスタ「ああっ、ついに来たんだなって！」
碧眼の瞳を輝かせ、言い終わった後はその場にいるAに笑いかけた。屈託のない無垢なその笑みを見てAは自然と微笑んでいた
アスタ「それっ、その笑顔！！」
その微笑みを見てアスタは「見つけたっ！」と言わんばかりにAに近づいた
アスタ「ずっと思ってたんだよなぁ
なんかAって笑ってるけど本当に笑ってるって感じがしなくて…
まぁたまに、あっ、笑ってる
って思う時もあるんだけど…んー、なんて言えばいいかわかんねぇぇ！！」
自分の頭をクシャクシャに掻きむしりながらもその碧眼の瞳は真っ直ぐにAを見据えている
アスタ「でも、やっぱり今みたいな笑顔の方が
オレは好きだ」
ニカッと笑うアスタを見てほうけた顔をするAだが、少し考えた後にニッも口角を上げた
貴「アスタって、本当面白いよな」
ニッと上げた口角と妖しく笑うその瞳を見てアスタは目を見開くが、その笑顔に応えるようにアスタも笑った
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
