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【1章】選んだ理由 ページ29

sideなし


Aの笑顔に応えるようにアスタも無垢な笑顔をAに向けた


アスタ「なんか貼り付けたようなその笑顔より
そっちの何考えるてるかわからない笑顔の方が全然好きだなぁオレ

今日会ったばかりで変だけど
何かAっぽくて」


「へへっ」と聞こえそうな笑みをしながらAに笑いかけるアスタに手を伸ばし、グシャグシャと髪を撫でた


貴「本当になぁ、今日会ったばかりなのに…

君って、変でバカだけど
本当に面白いね」

アスタ「あと、その口調も!
取ってつけたような周りくどい敬語とか言葉遣いより

自然に話してるオマエの方がいいぞぉ!

オレたち今日から『黒の暴牛』の仲間なんだからさ」


頭を撫でられ続けても話し続ける少年に
やれやれと言いたげに笑いながらAは撫でる手を止めた


貴「アスタって人信じすぎってよく言われるだろ」

アスタ「はぁ!?言われたことねぇし!
つか、別に人を疑う意味だってねぇんだからよくね」

貴「あははは
アスタはいい人たちといい環境で育ってきたんだな

ま、もともとのアスタの性格も良いってのがあるんだろうけど」


アスタの言葉に声を上げて笑うA


アスタ「そういえば、Aはどうして『黒の暴牛』に入ったんだ

オマエ、七人の騎士団長に挙手されてたじゃん」

貴「あ、そだったね…どして気になんの?」

アスタ「いやだって、オレはこの団に入れて良かったって思ってるけど

入る前は最低最悪の団って他の奴らが言ってたし
なんでかなって」


アスタの頭から手を離し考えるように「んー」と手を顎に持っていった。だが結論は案外早くAはあっけらかんと笑った


「どこの団が最悪でどこの団がエリートとかは確かに聞いてたし、私の周りにいた他の受験生たちも言ってた

まぁでも
どっちが凄いとかは関係ないかな
私は、私が面白いと思う方に行くだけ」


何か問題でも?と顔で訴えるような表情を見てアスタは応えるように「問題ねーな」と笑った


貴「てか、アスタだってあんな大勢の前で

オレは魔法帝になるっ!!

って言ってたじゃんか
その前に誰にも挙手されなくて落ちたのかと思ったよ」

アスタ「っな!?でも、ホラ、ヤミ団長がオレをココに入団させてくれたわけだし
魔法帝への道もこれからこれから!!」


勢いよく立ち上がり拳を握る
そして


アスタ「誰になんて言われよーと

オレは必ず魔法帝になる」


.

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作品ジャンル:アニメ
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね! (2020年5月9日 21時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ?インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます!やっと少しずつ物語が進んできました( ;∀;) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます! (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月5日 18時

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