【1章】合格か否か ページ12
sideなし
ウィリアム「挙手した団に入団するか否か
そして挙手した団が複数の場合に、どこの団を選ぶかは受験生の自由だ
ただ先に行った通り挙手した団がない場合
魔法騎士団には入れない」
始まるときに言われた内容を再度通達する金色団長
始まりとは違い、今すぐに自分が魔法騎士になれるかどうか分かってしまうため受験生達の顔は強張っている
ウィリアム「では受験番号1の人は前へ__」
「32番、『紫苑の鯱』」
「78番、『紅蓮の獅子王』」
「116番、挙手なし」
次々と番号を呼ばれ挙手をされる者、されない者
無情にも自分の不合格を痛感し、泣きそうになりながら諦めたように出口へと向かっていく受験生達
逆に合格した者は、自分の希望の団でなかったとしても魔法騎士団に入れたことにホッとし胸を撫で下ろしていた
「__次、164番」
番号を呼ばれ前に出て来たのは、四つ葉の魔導書［グリモワール］をもった黒髪の少年
少しばかり周りもざわついている。下民だからといってこの試験中にありありとその魔法のセンスを受験生達に見せつけたのだ。他の受験生達も黒髪少年の結果が気になるのだろう
「__えっ」
全員の視線が騎士団長達に集まり唖然とした
「全団…挙手！？」
皆の視界の先は、騎士団長達全員が挙手をしていた
貴(まあ、妥当だよね
どの試験でも結果はピカイチ、センスも魔力もある
欲しがらないわけがない)
柱にもたれながら黒髪少年の結果を見ていたAは驚きではなく納得したような表情を浮かべていた
貴(さーてと、黒髪くんはどこの団に行くのかな？)
黒髪少年は騎士団長達を見上げ、少し考えた後口を開いた
黒髪少年「『金色の夜明け』団でお願いします…！」
周りがざわつき、金色団長が少しだけ笑みを浮かべたようにも見えた
貴族以外は入れないとされていた団も挙手していたわけだから、ざわつくのもしょうがないだろう
貴(ふーん、君は金色か…
じゃあ……)
Aは笑みを浮かべながら黒髪少年から次の受験生へと目を向ける
「165番」
そこに立つは灰色の髪の黒いヘアバンドをつけた少年
貴(君はどこの団に行くのかな？)
本当に楽しそうに
この後何が起こるのか想像しながら
Aは少年を見つめた
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
