それが君の取り柄だから (ページ16)

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嫌われてる？ページ16

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三年-不破「「「「編入生に嫌われたぁ？？」」」」

「う、うん…何か、逃げられちゃったからそうとしか考えられなくて」

僕が全てを話すと、う～んとそれぞれ考え出す四人。

久々知「逃げられた、か…」

尾浜「でも何で？会うのはその時が初めてなんだろ？」

竹谷「もし以前に、雷蔵が何か嫌われる様な事でもしたんなら分かる話なんだけどな！」

「そうなんだ、今朝会ったのが初めてだし…」

まぁ正確には初めてじゃないんだけどさ。

ちょっと焦ったみたいな顔をしていたような…

僕のこと、覚えてないんだろうなぁ。

あの子からしたら僕なんて記憶の一部にもなっていないんだろうから…じゃないと急に居なくなったりしないよね。

それにしても、やっぱ急に行っちゃ不味かったかな？

まさかまたあの子に会えるなんて思わなかったし…久々に話したかったんだけどな。

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＿＿＿＿＿＿まぁ、ほんとにあの時のあの子なのか分かんないんだけどね。

右京 Aちゃん…

いつか今の君と話してみたいな。

久々知「…珍しく三郎が静かだな？」

尾浜「確かに～？なーに考えてんのー？？」

鉢屋「いや、別に何も？」

竹谷「ははっ変なこと考えんなよ～？

…あっそういやお前、また俺の虫一匹持ってっただろ！？」

鉢屋「…バレたか。」

尾浜「虫？？」

竹谷「あぁ、前も二匹程居なくなってたんだ！！虫を何に使うんだよ？まぁ二日後には帰ってきてるけどさぁ…！」

鉢屋「まぁ勝手に持ち出したのは悪かった。
面を作ってるんだよ、虫の面をな」

久々知「虫の面…？なんでまた」

「もしかして、イタズラに…」

僕が思わずそう呟くと、三郎は悪い顔をした。

鉢屋「ｸｸｯ…それもいいな。」

・

…しばらく三郎には注意が必要みたいだ。