それが君の取り柄だから (ページ15)

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その頃忍たま教室の五人はページ15

不破side

はぁ…

・

鉢屋「おい雷蔵、また溜息ついたぞ」

「あ…ごめん三郎」苦笑

竹谷「雷蔵知ってるか、溜息ついたら幸せが逃げてくんだぞ～？」

「それは知ってるけど…はぁ。」

尾浜「あーっ！ほらまた！」

「ｯへぇえ！？」

勘右衛門が僕を指差して言う。

急だったから普通にびっくりした。

僕、無意識に溜息ついてたんだ…

久々知「雷蔵、ビックリしすぎだよ」

僕の反応を見てははは、と笑う兵助。

尾浜「ごめん雷蔵～」苦笑

いや、良いんだけどさ、と勘右衛門に言いながら僕が溜息をついている原因について考える。

鉢「…お前、何か悩んでるだろ」

本当に三郎には隠し事が出来ない。

いつも君には見透かされる。

「ん～…まぁね。」

こういう時は、もう隠し通そうとはしない。

正直に言うようにしている。

だっていくら隠し通したって三郎にはお見通しだもん。

竹谷「へっ？そうなのか？雷蔵」

八左ヱ門はいつも気づかないんだけど、知った途端にちゃんと話を聞いてくれる。

尾浜「まぁ確かにいつもの雷蔵じゃなかったもんなぁ」

勘右衛門はいつもニヤニヤしながら気づいてたと言うが、それがホントなのか嘘なのか分からない。

久「雷蔵、何を悩んでるんだ？」

兵助は多分気づいてるけど、三郎が言った後に改めて聞いてくれる。

「それが…＿＿＿＿＿＿」

・

僕は朝あったこと全部を四人に話した。